桜ゼミナールでは、中学3年生になるとクラス分けをして授業をします。
中学2年生は、総合的に考えてクラス分けをしていません。いくつか理由がありますが、ここでは控えます。
中学3年生はこれまで9月からクラス分けをしていましたが、今年は4月からクラス分けをしています。そこでやはり授業の受け方に「差」が出ています。私は授業中によく補足をしたり類題を追加で出したりします。

今一通り問題を解いてもらったけど、じゃあもしこんなパターンの問題が出たらどうすればいいと思いますか?
と、たまたまそのページには載っていないけどテストで普通に出される可能性がある問題で、かつ皆が間違えやすい問題を板書しました。これはテキストのそのページに載っていないけど、重要な問題なのでメモを取るべき問題です。こういう時、
Sクラスの生徒は即メモを取る
Aクラスの生徒は2割~3割くらいの生徒がメモを取る
とこのように分かれます。Sクラスの生徒は一瞬も逃しません。本当に言った瞬間メモを取る感じです。ほぼ全員です。対してAクラスの生徒は、メモを取るかどうかを悩む感じです。Sクラスが素晴らしいとかそういうことが言いたいのではなく、ただ単純に成績が上位になればなるほど、そういう傾向が強いということです。成績上位の人は、
・勉強習慣がある
・授業中の集中力が高い
・板書をノートに写すことよりも内容理解に努める
・必要と思ったものは、すかさずメモを取る
・×直しに重点を置く
・量をこなしてノーヒントでできるまで繰り返す
そういう傾向にあります。そういう環境に身を置けば、自分の基本レベルも上がるでしょう。伸ばしたい人はとことん伸ばせる環境があります。
そういう人がいるということは、そうでない人もいるということです。それでいいんです。SクラスにはSクラスの良さが、AクラスにはAクラスの良さがあります。クラス分けをするメリットはたくさんあります。4月~7月はSクラスもAクラスもやっている内容はほとんど同じですが、テスト前の仕上げや数学の進度に少し差が出てきます。小さな塾ですが、4月からクラス分けをして良かったなと思います。これから徐々に定期テストに向けて復習に入っていきます。常々生徒には伝えていますが、テスト前の勉強は塾に頼ってはいけません。テストではヒントが出ません。自力で解かないといけません。だから1人で考えて1人で解ける練習をしないといけません。塾の授業で復習をやったところでたかだか量がしれています。塾で復習をやって家でも(或いは塾の自習室などでも)勉強をするから結果が出るのです。塾の授業だけでできた気になっては絶対にいけません。結果出ませんよ。そういったことをきちんと生徒に伝えることが大事です。「塾+自学」これが結果を出すための黄金ルートです。
コメント