テスト直前は学校のワークが基本

テスト直前は、学校ワークを優先的に勉強をした方がいいです。

先生は、教科書をもとに授業を進めます。その教科書の内容を問題にしたのが、学校ワークです。だから、学校ワークをやることが一番結果が出やすいです。他にも学校ワークと同じくらい優先順位が高いものは、

数学と理科は章末(単元末)問題

必ず同じ問題か類題がテストに出ます。

単元テスト

教科によっては、単元テストが配られることがあります。学校の先生が作ったプリントではなく、業者が作ったプリントです。この場合も高い確率でテストに同じ問題か類題が出題されます。

テスト対策プリント

たまに先生がテスト対策プリントを用意してくれることがあります。その場合は、最優先でテスト対策プリントをやるべきです。なぜなら、全く同じ問題がいくつも出るからです。もしくは、限りなく似たような問題が出るからです。

塾のテキストや市販のテキストをやることも大事ですが、テスト直前はやはり学校で使用しているものを中心に勉強しましょう。

昨日も生徒にこんな質問をされました。

一通り(一周)学校のワークをやったんですけど、塾のテキストとかをやった方がいいですか?

学校のワークを2周・3周した方がいいよ

とアドバイスをしました。結果が出ない勉強のやり方として、色んな教材に手を出すということがあります。学校ワークを1周しただけで覚えられますか?点が取れますか?答えはもちろんNoです。勉強が苦手な人ほど、他教材の勉強をやりたがる人がいます。同じテキストを何周もするということを経験して下さい。できる人は基礎を大事にしながら何度も繰り返しています。


昨日の中2の数学の授業では、計算問題がメインの授業をしました。その前の週も同じです。なぜそうしたのか?テストで点を落とすところって基本問題が一番多いんです。よくテストで

応用問題が解けませんでした

という人(9割くらいの生徒)がいますが、塾の先生は応用問題が解けたかどうかを初めに見ません。どんなにできる人でも、必ず基本で落としていないかを見ます。応用問題は多くの人が解けないから応用問題なのであって、皆が解けるなら応用問題とは言いませんから。だから、多くの人が解けない問題を

解けませんでした

と言ったところで

そりゃそうでしょ

となるわけです。本質はそこじゃないんです。取るべきところで取れていないことが課題なんです。そうすると、課題はやはり基本問題になります。そこでも大きな問題が生じます。

ケアレスミスしました

という人が非常に多いですが、「ケアレスミス」と言っている間は、永遠にケアレスミスはなくなりません。また同じ間違いをします。ケアレスミスの多くは、実際は分かっていないことが多いです。正確には理解していなかった。ルールを理解していなかったというのがほとんで9割くらいはミスではありません。

答えを写し間違えたというのはミスかもしれませんが、それもミスで片付けているうちは、また同じ過ちを繰り返すでしょう。本気で改善しようとする気がないからです。

だから、テストで点を取りたければ基本を徹底することです。数学なら計算問題、理・社なら一問一答など、全て正解した上で

応用問題が解けませんでした

とういなら理解できますが、実際は95%くらいの人はそれに該当しません。だから、基本を大事にしましょう。ワークを2周・3周やりましょう。高得点を狙うなら、何周ではなく、×がなくなるまでやればいいんです。そうすると10周くらいすることになるかもしれません。しかし、それが本来の勉強というものです。その領域に入れば、学年上位20%以内、偏差値60以上になります。

こういう話は日頃からもしています。しかし、悲しいくらい覚えてない人もたくさんいます。でも、話をちゃんと聞いている人もいます。そういう人は、劇的に伸びていくわけです。勉強のやり方などはたくさん伝えています。話を聞ける人と聞けない人がいます。でもそれは、成長の過程で差が出てくるものなのであまり気にしていません。そういうものです。ただ、諦めることなく伝え続けることで、どこかのタイミングで響いて変わっていきます。それを信じて指導するのみです。

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