この記事のお話:中3の4割
昨日は、中3の4割が自習に来ました。この数字、普通じゃないですからね。どこの塾でこれだけの人が自習に来ますか?
桜ゼミナールでは、中3生の約5割の人数が自習に来ても大丈夫なように自習机を用意しています。小さな塾ですが、利益を第一に考えた教室作りではなく、勉強できる環境が整った教室作りにしました。本当に生徒のことを思うなら、自習スペースって大事だと思います。家で勉強できるならそれで全然OK。でも家では集中できない人もいるから、やはり自習スペースは大事です。自習スペースが生徒数と比較して極端に少ない塾は、やはり営利目的が強く前面に押し出されている教室作りになっています。大手塾ほどその傾向にあります。
自習に行ける雰囲気じゃない
(自習している人がほとんどいない)
自習に行っても席がない
自習に行っても教室がうるさい
私の経験上、しっかりと生徒のことを見ようと思ったら、正社員1人につき生徒50名までが適正だと思います。多少の差は個人によってありますが、それでも大体この数字が適正かなと。
私が以前勤めていた会社は、1人で生徒200人見れるようになったら1人前だと言われていました。
実際に私1人で生徒200名担当していました。授業はアルバイトの先生、面談などは私。私も授業は週5で入り、その他先生採用も先生研修も全て私、教室運営にかかわるほとんどは私。もう一人正社員がいましたが、その人も生徒150名担当していました。
やばくね
自習スペースなんて形だけで実際はほとんど席がありません。生徒が350人超えているにもかかわらず、実際に自習に来る人数は1日3人~5人。自習に来てもらっても席がないから内心いつもどうしようと思っていました。でも、これだけ生徒がいたらそのことを考える余裕もなく、日々こなすだけで精一杯です。もちろん生徒のために色々やってましたが、今と比べると所詮サラリーマン、志から全然違います。
あの時はあの時でどこの塾よりもうちがちゃんとしている
と思っていましたが、今と比べると全然できていないです。
また、テスト前は補講で追加の授業をする先生が多いので、席がなくて床に座って授業なんてこともありました。逆にそれだけ生徒が集まる大手は、さすがブランド化しているなと思います。大手というだけで集まってくる。それだけ生徒がいたら誰かしら成績が上がる→大体的に宣伝→生徒が集まる。実際は成績が上がっている生徒がそんなにいなくても、大手だから錯覚してしまうんですね。
一から自分で塾を作るなら、やはり自分が納得のいく運営をしたいですよね。そうやってやってきて色々と形になってきたなと思いますが、まだまだ改善の余地があることに最近気づきました。
所詮一人。全ての決定権は私にある。だからこそ、客観的な視点で本当に生徒のためになるのかを考えてやっていかないといけません。そうやってきたつもりでしたが、
あれしたらあれじゃね
とここでは言えませんが、全く伸びしろだらけだと気付きました。
自習スペースもそうですが、生徒のためになることを脳に汗をかいて刺激を入れて熟考してやっていきたいと思います。
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