偏差値は客観的な評価です。模試の偏差値は、模試を受けた時の自分の実力を示しています。模試の結果はあくまでもその時の力であり、これから上にも下にも動く可能性があります。
ただ、偏差値は客観的な評価であることに間違いありません。平均点が偏差値50です。よって、平均点に近ければ偏差値50前後になります。偏差値は、残酷にも客観的に評価する側面も持ち合わせています。それはどういうことかというと、偏差値30の人は偏差値30の勉強をしている。偏差値70の人は偏差値70の勉強をしているということです。それぞに特徴があります。
偏差値30前後の人
一日のスマホ使用時間は5時間以上。宿題はやらないのが普通。勉強はする日もあるが、しない日の方が多い。
偏差値40前後の人
一日のスマホ使用時間は3時間以上。宿題は基本的にやるがやらない時もある。勉強はする日としない日が半々くらい。
偏差値50前後の人
一日のスマホ使用時間は2時間~3時間。宿題はやる。勉強は時々しない日もある。1日の平均勉強時間は2時間くらい。
偏差値60前後の人
一日のスマホ使用時間は1~2時間。宿題はやって当たり前。勉強も毎日するが、たまにしない日もある。1日の平均勉強時間は3時間くらい。
偏差値70前後の人
一日のスマホ使用時間は30分~1時間。勉強時間という概念はあまりなく、毎日自分の集中できる時間帯に集中して勉強している。あえて勉強時間をあげるとするなら5時間以上。隙間時間も勉強に活用している。覚えたい資料や図や表は、写メを撮ってスマホに保存→隙間時間や夜や朝に復習している。スマホは分からないものを調べたり、インプット・アウトプットするのに最適な道具。スマホに支配されることはない。勉強しない日はない。
偏差値を見れば、大体その人の生活が見えてきます。例えば、偏差値60を目指しているけど偏差値が55だった。それは言い換えると、偏差値55にふさわしい勉強しかしてないからそうなったということです。偏差値が目標に届かないのにはちゃんと原因があります。志望校に合格できる偏差値を取りたければ、それに見合った勉強をすればいいんです。でも実際はできない人もいます。それが悪ではありません。それがダメではありません。では、なぜそこまで勉強できないのか?理由は簡単です。単純にそこまで勉強したくないからです。誰に何を言われようが、単純に勉強したくない。それ以上の理由はありません。
それだけの理由?
そうなんです。それだけの理由なんです。頑張りはするが、これ以上は頑張れない。誰だってそういうのがあります。それが人によってどのレベルまで頑張れるかが違うだけで、その人なりに頑張っているのです。
いやいや頑張ってないでしょ。
本人なりに頑張っているんです。頑張っているというのは、勉強しているということではなく、もがいているということです。
社会に出たらそれは頑張っているとは言わないぞ!
彼らはまだ社会に出ていません。義務教育の中で学んでいます。
事実や正論を伝えるだけなら簡単、人はそれでは動きません。どうやって動いてもらうかなんです。本人が頑張らないと成績は上がりませんから。勉強するのは本人です。
ここを考えるのが大事。
さあ、考えよう。
さあ、頑張ろう。
自分に言い聞かせている言葉です。
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