偏差値60までは「質」より「量」

この記事のお話:偏差値60までは、「質」より「量」

偏差値60までは、「質」より「量」

長年塾の仕事をやっていて思うこと、

勉強は質より量が大事(偏差値60まで)

これは多くの人が思っていることだと思います。特に塾関係者はとても共感できるのではないでしょうか?

成績が上がらない理由、

それは本人が一番分かっている

が本当の答えですが、客観的に見て言えることは、

勉強量が足りていない

ということです。なんやかんや上手いこと言い訳を言って、親や先生の言うことから逃れている人もいますが、圧倒的に勉強量が足りていません。もっと言うと何も勉強していません。学校と塾の時間だけ。それで成績が上がるのであれば、それこそ「天才」です。

偏差値60までは「質」より「量」

  • 毎日の勉強時間が0の人は、毎日30分だけ勉強頑張ってみる
  • 毎日の勉強時間が1時間未満の人は、毎日1時間勉強頑張ってみる
  • 毎日の勉強時間1時間の人は、毎日1時間30分勉強頑張ってみる
  • 毎日の勉強時間が2時間未満の人は、毎日2時間勉強頑張ってみる
  • 毎日の勉強時間が2時間の人は、毎日2時間30分勉強頑張ってみる
  • 毎日の勉強時間が3時間未満の人は、毎日3時間勉強頑張ってみる

こうやって徐々に勉強量を増やしていくことが大事です。短期間であれば、勉強量をぐっと増やすことはできるでしょう。定期テスト前はほとんどの人が頑張ります。しかし、差が出るのは、日頃の勉強です。

でも、毎日何を勉強すればいいの?

やることを固定してあげるといいです。

  • 学校の宿題
  • 塾の宿題
  • 学校ワーク
  • 小テスト対策

これをやると逃げられません。毎日30分~1時間勉強する必要があります。本当はうすうす分かっていますよ。生徒も。でも、現実を見たら自分の負荷が上がるので、現実を見ないふりをしているだけです。

げっ、そんなにやれない

やらない癖がつくとそれが普通になります。でも、偏差値30台の人も、頑張れば偏差値60に近づくことはできます。これもまた、塾の関係者は共感できると思いますが、その場の理解力はそんなに大きな差はありません。偏差値30台、40台の人も指導していると、

できるじゃん

と思うわけです。でも成績があまり良くない。

なぜ?

と思うわけです。ずっと生徒を指導してきて出た結論は、

家で勉強していない

です。逆に、

おぉ~、伸びたな!

とこちらの想像の上をいった生徒に共通していることは、飛躍的に勉強量が増えたことです。偏差値30台、40台の人が偏差値60近くまで上がることがあります。それは、やはり「量」をこなしているからです。初めから「質」を求めるのは間違いです。

楽をするな

偏差値60を超えている人の多くは、他の人よりも勉強しています。だから成績がいいんです。

そこを勘違いするな

彼らは楽して良い成績を取っているわけではありません。もともと脳の構造が違うわけではありません。DNAが優秀というわけではありません。他の人よりも努力しているからこそ、成績が良いのです。偏差値60までは、9割以上の生徒が「量」次第で到達可能な領域だと思っています。

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