反芻

この記事のお話:反芻

反芻(はんすう)とは、「繰り返しよく考えて感じること」という意味になります。

成績を上げるためには、繰り返し間違えた問題を解きなおすことが大事ですが、それでもできるようにならない人もいます。なぜでしょうか?


それは、何も考えずただ受け身の状態で授業を受けているからです。よって、成績を上げるためには、「反復」より「反芻」が大事であるという言葉を使った方がより適切かもしれません。

なぜ先生は繰り返しこの問題をやらせるのか?

先生はこの問題が大事だというけど、実際にこれまで模試や実力テストで出題されたことはあるだろうか?

この問題を解くにはどうすれば良いのか?

繰り返しよく考えて感じることができれば、次へ行動を移すことができます。受け身だと変わらないんですね。高校受験の関数で一番よく出題されるのは、

2点を通る直線の式を求める問題

です。中2から通っている生徒には中2の一次関数を指導する時(夏休み)から、中3から入塾した生徒でも中3の夏から10回以上塾で指導しており、その度に

これは最もよく出る問題で重要だから必ずできるようにしよう!

と言っています。やり方も毎回丁寧に指導していますが、いまだにできない生徒もいます。これだけ繰り返しやっているので、出来ない方が奇跡に近いです。できない理由は何も考えていないからです。受け身だからです。

寝ている生徒がいるけど、それはもう受験に対してそういう風に考えていると先生は捉えるから。寝てていいよ。

そういうと、ドキッとして必ず目を覚ましてその後は集中して聞きます。危機感はまだまだ。でも、そういう生徒もいるのが普通です。塾の先生でも言いたくなる気持ちを抑えてこれなので、親はもっと我慢しているでしょう。

でも、行動を変えるには、時には厳しいことを言うことも確かに必要ですが、基本的には前向きになる言葉を選んで伝える必要があります。何が正解かは、その時考え抜いて出てきた言葉が正解だと自分に言い聞かせ言葉を発しています。また、管理をしてやる課題を明確にしてあげることも時には必要です。本当はこれはしたくありません。本来自分で考えてやるべきことだからです。ただ、そうはいってももう間に合わない人もいます。だから課題を出して管理することも大事です。

「反芻」、先生の言葉も授業内容も、反芻して自分で考えてやっていきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次