人は同じ間違いをするものです。問題を解いていて
あっ、なんだったっけ?
あっ、また間違えた
このような経験は誰しもあるでしょう。だから、中3の12月までは同じ質問が来ても丁寧に解説をしていました。しかし、ここから先は、もう受験直前期になります。本気でできるようにしていかないといけません。
2次関数の変化の割合の求め方は、10回以上指導しました。何を何回指導したかなんていちいち覚えていませんが、これだけは敢えて回数を数えて皆に伝えていました。
2次関数の変化の割合の求め方、これで何回目ですか?
11回目です
そのうち生徒もすぐに答えられるようになるくらい、何度も指導を受けたというのが分かっています。この求め方はとても簡単で、難易度5段階で1に該当します。しかし、おそらくまだできない人もいるでしょう。これではもうダメなんです。ここから先は。
質問したものを最大限成果として出すには、質問したあとすぐに自力で解いてみることです。解説を受けている間は理解しています。しかし、1人で解けるかが大事です。だから、すぐ解くのです。これを1日間空けたり、2日以上間を空けるともうやり方を忘れてしまいます。
質問はしているけど結果が伴わない時は、これがほぼすべての原因です。
あとたまに
ここの答え何ですか?
と聞いてくる人がいますが、それは受け付けません。
答えを見ろ!
答えを見れば分かるものを質問してきて、それに答えるほど暇ではありません。やり方が分からないとかであれば分かるのですが、理科と社会の1問1答の問題で上記のように聞いてくる人がたまにいます。それはやめましょう。
また、この時期になると、
数学の大問の4の(3)が分かりません
と聞いてくる人がいます。おそらく生徒はすぐに答えてくれるものだと思うかもしれません。でも、私は必ず問題文から読んで、(1)と(2)を解いてから(3)を解きます。それは、数学の応用問題は、論理的思考力が問われているからです。まず、問題文を読んでどういう内容かを理解しないといけません。そして、(3)の問題は、(1)や(2)と関連している可能性が大きく、順番に解かないと、いきなり(3)だけ見て解けるわけはないのです。これはどんな数学の天才でも同じだと思います。もしすぐに解説ができるとしたら、たまたま直前に誰かに同じ問題を解説をしたとか、そういう時だけです。そうでなければ、解説までに少し時間がかかるのでご了承ください。
冬期は短いですが、冬期で変われる人はたくさんいます。自分の気持ち次第です。さらに一段高い集中力を持って目標に向けて頑張っていきましょう。
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