夏期講習後半

塾の夏期講習もいよいよ後半に入ってきました。当塾では8月いっぱいまでが夏期講習になります。実際8/27まで夏期講習があり、その後はテスト対策や全国模試が8/30まであります。

今年の夏期講習は、例年と違い私以外の先生にも授業をしていただくので、事前準備がかなり大変でした。それぞれの単元で

・どこを何分で解かせるか

・解説の目安はそれぞれ何分か

・どこを優先的(重点的)に教えてほしいか

・ここではこの公式を覚えさせて下さい

・ここではこういった教え方をしてください

など、ことこまかに書いて先生に渡し、それをやってもらいました。なのでいつもより数倍予習に時間を使ったと思います。この時点でかなり大変ですが、私自身もほぼ毎日フルで授業に入っていたので、例年よりも体力的にきつかったように思います。でも、先生に授業を丸投げはしたくなかったので、最低限やるべきことはやったと思います。

勝負はここから

夏期講習だけでは成績が上がりません。それは紛れもない事実です。どんなに素晴らしい授業をしても、そのあとの自学がなければ成績は上がりません。当塾が他塾よりも結果を出している理由は、きちんとそういったことを伝えているからです。そして、生徒が頑張っているからです。

塾に入ったから成績が上がるわけではありません。

塾を変えたから成績が上がるわけではありません。

塾に入って、塾を変えて、これまでよりも勉強が分かるようになり、勉強量を増やすから成績が上がるのです。つまり、勉強量が増えなければ成績は上がりません。

真実を伝え、生徒にもそこは理解してもらわないといけません。

スイミングを習ったからといって必ずクロールができるようになるのでしょうか?必ずタイムは上がるのでしょうか?そんな保証はどこにもありません。どんな習い事も本人の頑張りがなければ上達はしません。先生やコーチはそれをサポートする立場です。本人が「できるようになりたい!」と強く望めば上達する(成績が上がる)のは早くなるでしょう。でもやっかいなのが、勉強は将来を大きく左右するのに、子どもからすれば実感が湧かないだけでなく色々な誘惑があるということです。

まず、実感が湧かないのは当然です。経験をしてないからです。だからこういう時は想像力が大事です。

親が言う、学校の先生も言う、塾の先生も言う。ということはやはり勉強は大事なんだろう。

なぜ勉強した方がいいのだろう?

勉強しなかったらどうなるんだろう?

考える習慣があるかないかで想像力に差が出ます。これはもう幼児や小学生の時に培ってきた根本的な部分になるので、あとからその習慣を身につけるのは少し難しくなります。その習慣を身につけるのは可能ですが、できれば小学生の時までにそういった考える習慣をつけるのが理想だと思います。

また、現代は誘惑が多い時代です。特にスマホの力は絶大で人類の誰もが勝てないほどその存在が大きいです。だからスマホに意思で勝とうと思わずに(絶対に勝てないのだから)、必要な時は利用し、必要でない時は電源を切ったり自分の部屋に持ち込まないようにしたりして環境を変えてあげるしかありません。それしか誘惑に勝てる有効な対策はありません。勉強はこうやって自分の欲をいかにコントロールするかということも同時に学んでいきます。勉強で得られる力は単なる知識だけでなく、むしろこういった力の方が将来を大きく左右します。

夏期講習の後半からは、夏期講習前半で習ったことの総復習の授業が多いです。しかし、同じ問題を解くわけではないので、自力でもう一度これまで解いた問題を解き直す必要があります。そうやって繰り返していくことで力がつきます。夏休みは特に基本が大事なので、基本を徹底して復習しましょう。これは9月以降も続きます。基礎を繰り返した上で、応用問題にも徐々に取り組んでいく、そこは人によって差はあるものの、多くの人はざっくりそういったイメージで勉強していくことになります。

中2

中2も夏期講習は頑張って授業を受けていました。何人かは授業態度が良くないので個別に呼び出して授業の受け方について話をしましたが、全体的に見ると授業の受け方は良くなっています。中2も同じ。あとは自学ができれば伸びそうな生徒が多いです。前回の前期中間テストでは、中2の40%の生徒が5教科合計で80点~100点上がりました。そんな塾ありますか?たった1回でそれだけ上がったんです。何より生徒が頑張ったからなのですが。そして、中2にも同様のことを伝えています。

塾に入ったから成績が上がるわけではありません。塾を変えたから成績が上がるわけではありません。・・・

つい先日に伝えました。これは5月か6月にも言いました。年に何回か生徒には同じことを伝えています。

しかし、今年の中2生は例年になく2教科受講が多いです。多いと言っても2割~3割くらいですが、来年は厳しい戦いになりそうです。一年間成績が横ばいでも、そのあと成績が上がってくるケースがあります。これは当塾だけの特徴かもしれませんが、こういった成績の上がり方をする人には共通点があります。全員5教科受講ということです。その時は成績が上がらなくても後から上がってくるケースもあります。

今の中3生で春から入塾された生徒が5教科合計360点台のところから420点台にまで上がりました。これ自体はとても良いことですが、中2の時に当塾に通っていなかったので基本が結構抜けています。定期テストで420点取る力があるのに、

このレベルが解けない!?

と思うことが多々あります。このあとそれは克服してくれるでしょうが、それは400点を超える力があるからだとも言えます。あと本人が頑張り屋さんだからということもあります。しかし、平均点前後や平均点より下回っている生徒は、基礎が抜けたまま中3になるのでできるようになるまで時間がかかります。一度習っておけば思い出しやすくなりますが、習ってないので時間がかかります。これまで多くの生徒で入塾前の実力と比べると、進学先の高校のレベルは大分高いです。それは当塾に入って力がついて成績が伸びたことを意味しています。

こういったこともあり、来年からはシステムを変えます。

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