成績が上がりづらい人はいます。いくつかそのパターンがあります。そのうちの1つをご紹介します。
もともと平均点以上だった人が徐々に成績が下がり、平均点を下回った場合
このケース、本人の実力がかなり落ちているケースが多いです。ここからかつての平均点以上を取るには、通常の何倍ものエネルギーを必要とします。簡単には成績が上がりません。しかし、かつては平均点以上取っていたので、保護者としても
とりあえず元の成績くらいには戻ってほしいわ
と思う方も多いと思います。しかし、実際はそれほど簡単ではありません。成績が下がり続けたのは何か原因があるはずです。スマホかもしれないし友達関係かもしれないし、親子関係かもしれないしそれは私には分かりません。ただ、想像以上に抜け漏れが多く、実力は下がり、モチベーションも一度落ちてしまっている状態なので、ここから平均点以上を取るのは容易ではないことを知っておいてほしいと思います。
成績が上がっても否定する親は正直きつい
前回より成績が上がっても
まだまだ
全然上がってないじゃない
という保護者の方がいらっしゃいます。これは正直きついですね。子どもがかわいそうです。
・後期期末テストより順位が20番以上上がった
・前回平均点を下回っていたけど今回平均点を上回った
このような状況でも
全然だめね
という保護者の方はいらっしゃいます。自分の親がこういう親だったら私は嫌ですね。もう勉強やめたいと思うかもしれません。だって本人しか分からない苦労、努力は必ずあります。そこを見ず、褒めず、
まだまだ
って、それはきついですね。私の経験上、保護者の方が結果だけに捉われてしまうとお子様の勉強は上手くいかないケースが多いです。目標はもっと上を見ていると思いますが、その前にお子様を見て下さいというのが私の願いです。目の前のお子様を見て下さい。最近学校の話をしましたか?お子様が好きなゲームや本や趣味の話はしましたか?これなしで今後成績は上がりません。塾でも色々ありとあらゆる方法を試して成績が上がるように工夫しています。今回も全体の3割くらいが過去最高順位を取っています。前回よりも順位が上がった人は7割くらい。でも、もちろんそれに満足はしていません。まだ上がると思っているからです。
伸ばせるだけ伸ばしたい
と思っています。先入観を持たず、可能性を信じ、指導していく。そうしていくことで過去最高順位を狙い、更新していく。その姿をいつもイメージしています。
ここで良かった
そう言ってもらえるよう、日々反省し、研究し、精進してまいります。
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