抗う

人生において、「抗わないといけない場面」はいくつかあると思います。

現状を受け入れてしまえば、自分が望む未来を叶えることができないような時、本能で抗うことができるかどうかは、人生を左右してしまうかもしれません。

私は毎年受験生に、

抗え!

という話をしています。中3の秋、毎月のように模試を受けます。そこで結果が出せないと志望校を下げざるをえません。その時、

仕方ないか

もういいかな

と現状を受け入れてしまったら、その後成績が上がる可能性は極めて低くなります。

私は、なぜ「抗え!」という話をしているかというと、大きく理由は2つあります。

1つ目の理由:まだ本気になっていない

努力した結果、自分なりにやれることはやれた、もう悔いはない、という状態にまで自分を追い込むことができれば納得もできますし、志望校を下げるという判断をしても後悔することはほとんどないでしょう。でも実際は、まだ本気になれていない状態で諦めようとする人が多いです。だから、

まず本気になれ!

こっちが先でしょ。

2つ目の理由:本気になった時は、どこまで伸びるか予測がつかない

桜ゼミナールで授業を受けていれば、確実に力がつきます。あとは、「量」をこなせば上がります。言われたとおり、「勉強のやり方」を真似すれば上がります。成績が上がっていない時は、なんだかんだ(家での)勉強量が足りていないことがほとんどです。

桜ゼミナールでは、中3最後の定期テストで5科合計が100点以上上がった人もいます。そのお子様は、確実に力がついているのは明らかでした。しかし、なかなか本気になれず、ずるずる中3の秋まで来てしまったのです。このままいけば志望校に届かないことを自覚したのでしょう。最後の定期テストでようやく本気になりました。テスト2週間前に学校ワークが一通り終わっていました。今までテスト前日か早くても2日~3日前しか終わらなかった生徒が、テスト2週間前に学校ワークを終わらせたのです。どれだけの変化かというのはお分かりいただけると思います。人はそれだけ本気になったら、時に私の想像以上に、生徒本人の想像以上に凄い力を発揮して伸びることがあります。まだ全員が伸びしろがあります。本気の本気。まだ本気にすらなれていない人が多いです。そして、本気になったつもりでも、またさらにその一段回上の本気があることを知っておいてください。それは、「本気」を継続できたものだけが到達できる領域になります。


逃げずに戦いましょう。己自身と。

勉強できる環境に身を置きましょう。

スマホの誘惑に意思で勝とうとしないでください。100%負けます。絶対に勝てません。意思でどうにかするのではなく、勉強する時はスマホを近くに置かないようにすればいいのです。意思を変えるのではなく、環境を変えるのです。

抗った結果、成績は変わるかもしれません。いや、まだ変わります。だから、最後まで諦めずに頑張りましょう。志望校を下げるかどうかは、1月になってからでも決めることができます。最後まで志望校をどうするか迷う人は、迷うだけ迷ってください。そんなに簡単に結論は出ません。悔いのない決断と納得をして次に進みましょう。

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