- この記事のお話
- ・無駄な勉強はない
- ・スタートが大事
1.無駄な勉強はない
「無駄な勉強はない」とはどういうことでしょうか?それは、一見非効率に見える勉強方法でも、それ自体は無駄な勉強ではないということです。具体的に私が中学生だった頃のお話をします。
社会のテストは100問出すからな
げっ!100問!?
当時、社会の先生は100問出す先生でした。学年主任の先生でもあり、野球部の顧問でもありました。私、実は中学時代は野球部でした。尚のこと「勉強せねば」という気持ちになりました。そしてなぜか、
100問出るなら100問自分で問題を作ってみよう
と思うようになりました。そして実際に作ってみたのです。初めのうちは自分が先生の気持ちになって問題を作っているような感じがして楽しかったのですが、中盤くらいになるとだんだん面倒臭くなり、最後の方は中身はどうでもいいから「とりあえず100問作ろう」と形だけになってきました。100問問題を作るのはかなりの時間を要しました。これ、はっきり言って無駄な勉強でした。しかし、その無駄な勉強があったからこそ、100問問題を作るのはもうやめよう!という決断ができました。じゃあ次はどうすればいいのか?を考えるようになったのです。無駄な経験をしないと効率よく勉強をすることはできません。初めから効率を求めるのは間違いです。
2.スタートが大事
勉強において大事なことは、とりあえずやることです。スタートを切ることです。そして勉強していく中で、より効率の良い勉強方法が見つかります。「勉強のやり方がわかりません」、「効率の良い勉強方法が分かりません」という人のほとんどは、勉強量が足りていません。
昨日、桜ゼミナールには8名の方が自習に来られました。半分はこちらから声をかけて呼んだのですが、それでも塾生の数からすれば多いです。そしてそれを見た中2生は驚いていました。
いっぱいいる
これは良いことですね。1年後、自習に来るイメージが出来た人もいるのではないでしょうか。
これまで家での勉強時間(集中して勉強した時間)が2時間未満の人は、現在自分の実力より上の高校を志望してもほぼ100%受かりません。そんなに甘くはないです。受験は。勉強時間が2時間未満の人に共通していることは、大体以下の通りです。
- だらだら勉強している。形だけ2時間3時間机に座っている
- 家では集中できない(兄弟がうるさい)
- 家では集中できない(スマホをつい使ってしまうなど、誘惑に負けてしまう)
塾では静かに勉強できます。家で勉強できない人は自習に来ることをおすすめします。そして、いったん勉強し始めれば、そのまま勉強を続けることができます。これは、行動することで脳内で「ドーパミン」が分泌されるからです。家の中の掃除をし始めたらついつい1時間掃除しちゃったというような経験をされた方もいらっしゃると思いますが、あれも動いているうちに脳内でドーパミンが分泌されてどんどんやる気になっていくのです。勉強も同じで、集中できる環境であれば、いったん勉強をスタートすると、そのあとは勉強が続きます。昨日の塾生を見ていても、そんな感じでかなり勉強がはかどっている様子でした。はじめの一歩を踏み出すことが大事なわけですが、塾に自習にくると比較的それは容易にできやすいと思います。家で勉強する時は、好きな科目や得意科目や簡単な問題から手をつけてとりあえずスタートすることを心掛けて下さい。
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