英語の問題を解きました。難化したと言えるでしょう。
一つ一つ見ていきましょう。
大問1
使われている単語のレベルがこれまでよりぐっと上がっています。英語が苦手な人は、garbage、solve、That’s too bad、natureなどが分からなかった人もいるでしょう。また、それは分かっても、lessやeffectiveが訳せなかった人もいるでしょう。また、leaveは「出発する」以外に「残しておく(放置する)」という意味もあります。後者より前者がよく出てきますが、今回は「残しておく(放置する)」が分詞として出てきました。難しかったと思います。唯一⑥は解きやすかったと思います。また、国語力も問われたなと感じます。かなり難易度は上がりました。
大問2
標準問題でした。例年通りの難易度だったと思います。(2)はFirstの次はNextなのでそこに気づければ解きやすかったと思います。
大問3
way of life=生き方、wake up(過去形はwoke up)=目覚める、result=結果、according to=~によると、などが訳せなかった人もいると思います。①~③は標準レベルですが、④~⑥は少し難しかったと思います。(2)のWhat happendは難しかったでしょう。正答率はかなり低いと思います。what happened to you?=どうしたの?何が起きたの?を知らないと解けない問題です。気づかなかったり思い出せなかったりした人もいるでしょう。全体的にやや難しかったと思います。
大問4
seem=~に見える、は英検準2級の単語です。ちょいちょいありますね。こういう場合、ところどころで訳せなくて全体的にぼやけた理解になり、正答率が下がる傾向にあります。不規則動詞はここに限らずたくさん出ています。例えばforgotはforgetの過去形ですが、不規則動詞を覚えていないと訳せないので難しいと感じた人もいるでしょう。また、when I watched how they moved, ate, and communicated with each other など、間接疑問文の文法が使われていたりして、文法も本当に総合力が問われているような感じです。他にも関係代名詞は必出ですよね。この辺をしっかりとおさえていないと長文は上手く訳せません。他にも、moment=瞬間、訳せたかな~・・・、心配です。訳せなかった人もいるでしょう。これも英検準2級の単語です。
ある一定以上の力(英語の偏差値が60以上)の人は例年通り解けたかもしれません。特にこれといって難しいのは(3)の②くらいなのでそれほど難しいとは思いませんが、使われている単語や文法などから考えると実際の正答率は例年より低くなりそうです。
大問5
問題の難易度は例年よりやや易しめだと思います。並び替えで不要な語が1つある問題ですが、その不要な語は比較的どれもすぐに見つけやすいものでした。ただ、難易度は例年より易しめですが、時間がなかったりして焦って解いたりすると解けない問題です。そう考えると、結局は例年と変わらない正答率くらいになりそうです。
全体
時間が足らなかったという人が多かったようですね。理由は「単語」です。分からない単語があると、想像して
こういう訳になるのかな~
とぼやけた状態の訳になるので、全体の話の内容が掴みにくく、解くのに時間がかかります。また、ちょいちょい英検準2級レベルの英単語(ヒントなし)が出ているので、訳しづらい箇所がいくつかあったと思います。そのため、
時間が足らない
という人が出てくるのも納得いきます。
しかし、中学校で習う内容から逸脱した内容ではないので、今後はこれくらいのレベルの問題を覚悟して勉強しないといけないということかもしれません。英語は2極化傾向にあるので、出来る人(英語の偏差値65以上の人)は変わらず出来たと思います。しかし、それは全体の10%~20%くらいです。全体としてみれば難化したテストでした(リスニングはやっていないので分かりません)。
千葉も茨城も英語のレベルが上がってますね。習う英単語が増えたので、来年以降はこのレベルを覚悟して勉強していく必要がありそうです。
受験大変お疲れ様でした。
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