見るのと解くのでは大分違うので、いつも実際に解くようにしています。
数学は易化したのではないかと思います。これといった超難問は見当たらなかったです。
一つ一つ見ていきましょう。
大問1
計算の難易度としては易しめの問題でした。全問正解でいきたいところですね。
大問2
小問集合の問題です。
基本的な内容が多く、偏差値45以下の人は厳しいかもしれませんが、偏差値50以上の人は全問解けた可能性があります。
大問3
確率の問題です。ぱっと見難しそうに見える人もいたかもしれませんが、問題自体は易しめだったと思います。(2)はAの机の7⃣と8⃣のカードでは素数が2つしか作れないので、選択肢の中で素数が3つ作れるものを選べば正解です。これもそれほど難易度は高くなく、数学偏差値が55を超えていれば解けそうな問題です。
大問4
まさか「平行四辺形であるための条件」がそのまま出るとは思いませんでしたが、基本問題です。基礎をおろそかにするとこういったサービス問題が解けません。ここで点を落とした人は少し勿体ないです。合同の証明も易しめでした。塾でも指導しましたが、最近はやりの「三角形の内角の和が180であることを利用して、2角が等しければ残りの角も等しくなる」ことを使った証明でした。最後のMHの長さを求める問題は少し難しかったですが、数学の偏差値が60を超えていれば解ける可能性があります。60度が特徴的な角度で「1:2:√3」の比を使って平行四辺形の高さを求めます。BH=MHであることを利用して最後は三平方の定理で求めることができます。
大問5
(1)と(2)は数学が苦手な人は解けるかどうか微妙な問題でした。難易度的には易しめの問題です。最後の問題は少し難しかったですね。四角形ACODの面積が21と分かった人は解けた人が多かったでしょう。そうでない人は最後までたどりつけなかったはずです。
大問6
(1)はおうぎ形をきちんと理解していないと解けない問題です。(2)より(1)の方が難しいと感じた人もいると思います。難易度的には両方とも易しめの問題です。最後の問題は少し難しかったですね。水に浸かった部分の体積が228π㎤と気づけば解けた人もいるでしょう。難問は難問ですが、超難問ではありません。
まとめ
難問はいくつかありましたが、超難問と言える問題は特にありませんでした。したがって、80点台後半や90点台、100点は例年より多いと思います。数学が苦手な生徒も解ける問題がいくつかあったと思います。全体としては易化したと言えるのではないかと思います。
英語は苦戦した人が多いようです。これから解いて客観的にお伝えできればと思います。
受験大変お疲れ様でした。
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