私が社会人になって一年目の時に、上司にこう教わりました。
意識が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人生が変わる。
実際は、心理学者・哲学者であるウイリアム・ジェイムズさんの言葉で、
「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」
が正しいようです。
「なるほど」と思える言葉ですね。最近よく自習に来る中2生がいます。明らかに自習に来る回数が増えました。成績は上がるだろうと予測できましたが、案の定、後期中間テストで成績が上がりました。「行動が変われば結果が変わる」というのは間違いないようです。たとえ結果が変わらなかったとしても、そこで得た気づきからこれまでにない実践的で有効なやり方を見出し、次回結果が変わる可能性が高くなります。行動しなければ結果は変わらない。行動すれば何かが変わる。つまり、行動することが大事です。
冒頭の意識が変われば結果が変わるは少し間違いです。それ自体は全然なんとも思いませんし、このことを教えてくれた上司には感謝しかないです。正確にお伝えすると、
行動するから意識が変わって、結果が変わる
というのが正しいと思います。やる気は、意識して変えるものではありません。行動して変わるものです。
ちょっと掃除し始めたらついつい1時間くらいやっちゃった
勉強し始めたら、気づいたら1時間くらい勉強していた
こんな経験は多くの方があると思います。つまり、行動することによってやる気が出て、持続して行動し続けることができるということです。
行動するには、初めのとっかかりのハードルを極限まで下げることです。
5分だけ掃除しよう。
1か所だけ掃除しよう。
とりあえず、好きな教科1教科だけ勉強しよう。
行動にさえ移すことができれば、あとはその勢いでしばらくやり続けることができるでしょう。
何かを変えたければ、意識を変えるのではなく、行動に移しましょう。


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