この記事のお話:過去問編(周辺の復習)
過去問を解き終わったあと、勉強が苦手な人ほど見直しの時間が短い傾向にあります。理由は、
答えだけ確認しているから
です。同じ問題は出ません。答えは同じでも出題のされ方が変わります。答えだけ覚えても出題のされ方が変わると答えることができません。つまり、答えだけ確認しても意味がないということになります。
なぜその答えになるのか?
をしっかりと理由と共に暗記することが大事です。さらに、その周辺の勉強もすることで、一気に効率の良い勉強ができます。例をあげてみましょう。
問:二酸化炭素の性質として最も適当なものを、次から1つ選びなさい。
ア:火のついた線香を入れると、線香が激しく燃える。
イ:鼻をさすような特有のにおいをもつ。
ウ:無色、無臭である。
エ:水に溶かして、BTB溶液に少量加えると、青色に変化する。
この場合、答えはウなのですが、それで終わりにせず、アとイとエの答えは何か?まで覚える必要があります。なぜなら、次はそこから問題として出題される可能性があるからです。
選択問題ではなく一問一答の場合はどうすれば良いか?例えば答えが「等粒状組織」だとすると、「斑状組織」はどういったものか?よく対比で出題されるのでセットで覚えておく必要があります。
ついでに周辺を復習する
これが一番効率の良い勉強方法になります。だから、過去問を解き終わって、すぐ見直しが終わるようだと、全く意味のない勉強になってしまいます。それでは結果が出ません。勉強しているのに結果が出ないことになります。
過去問を50分かけて解いたら、初めのうちは50分以上かけて丁寧に見直しをしてください。大事なことなので何度も言います。
理由をつけてなぜその答えになるのかを覚える
答えの周辺の勉強をする
最後まで頑張ろう
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