定期テストの英語は、実力テストの英語と違い、英語が苦手な人でも点を取ることは可能です。なぜなら、出題範囲が決まっているからです。
定期テストの英語・・・出題範囲が決まっているので、あらかじめ覚えないといけない単語や熟語や文法が決まっている。
実力テストの英語・・・初見で解かないといけない(何が出題されるか分からない)問題なので、真の実力が試される。
出題範囲が決まっているということは、覚えるべき単語や熟語や文法が決まっているということです。長文も教科書の内容から出題されることが多いので、英語が苦手な人も点が取れるチャンスです。
しかし、実際教えていると、恐ろしいくらい教科書の内容を把握していない生徒が多いんです。もちろん、出来る人はさすがと言いたくなるくらい速攻で問題を解いています。しかし、平均点前後や平均点より大分下の点数の子は、教科書の内容を全然把握していません。もちろん、毎回伝えています。教科書の内容を理解することがなぜ重要なのか?ということを。
1.教科書の和訳を完璧にできれば、どんな話かが分かるのでより記憶に残りやすい。
2.どんな話かが分かれば、それに関連して単語や熟語も覚えやすい。
3.文法も同様、教科書の内容とともに覚えることができる。
4.1ページ毎に、重要な単語や熟語、文法の暗記、指示語の把握をする。
これらを丁寧にやっていけば高得点が狙えるでしょう。しかし、勉強が苦手な子の思考回路は違います。
重要な単語はどれ?
覚えた方がいい文法はどれ?
テストに出そうなところはどれ?
山を張るんです。楽してある程度の点数が取れることを願っています。そもそも思考回路が違うんです。しかし、山を張れば張るほど、結局どれが出るか分からないので余計に勉強時間もかかり、記憶にも残りづらいです。
数年前と比べると英語は格段に難しくなりました。定期テストの英語の方が、実力テストよりも点数が取りづらいという人も増えてきました。気持ちは確かに分かります。結構難しいんです。単語自体が。教科書に出てくる単語は、時々英検準2級レベルのものや2級レベルのものも出てきます。
ここでしか使わねえだろ
と言いたくなるような単語もいくつか出てきます。だから、教科書の内容を把握すること自体が以前よりハードルが高くなっています。しかし、それでも結果を出している人に話を聞くと、共通しているのはきちんと教科書の内容を勉強して覚えていることなんです。
まずは和訳からしっかりやりましょう。和訳が難しい時は、「教科書ガイド」を見ましょう。なんなら、教科書ガイドを先に見て、どんな話なのかを先に覚えた方がいいくらいです。話の内容さえ分かれば、それをもとに単語や熟語や文法も覚えやすくなります。だから、まずは教科書の和訳からしっかりとやりましょう。
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