なぜ

勉強する時に、

なぜこうなるんだろう?

と考えられる人は、成績が上がりやすいです。なぜそうなるのか?を調べたり考えたりすることは、一見遠回りのように見えますが、実は最短距離だったりするものです。理由が分かれば納得して覚えられるからです。その方が結果的に忘れにくくなります。

例えば、カルデラは「火山の活動によって形成された大きなくぼ地」と習います。その時に、

なぜカルデラはくぼんでいるのだろうか?

と疑問に思ったとします。その時にその理由を調べて納得することができれば、それはずっと忘れないまま記憶に残ります。「自分で調べたという行為+納得」があるからです。でも、丸暗記すると記憶から抜けやすくなります。結果的に納得があった方が記憶に残りやすいのです。

また、理科ではキーワードを覚えておくと覚えやすいです。「緑色の粒」→「葉緑体」、「過程」→「発生」など、このキーワードがあればこの答えという風に覚えるのも有効です。

これらの考え方は、問題を解き終わったあとにこそ重要です。成績が上がらない人、または上がりづらい人は、問題を解き終わったら丸付けして終わりです。自分がどれくらい解けたか(何点か)は気になるようですが、間違えた問題をできるようにしようという考えに至らない人が多いです。逆に成績がどんどん上がる人は、解き終わったあとにしっかりと時間をかけます。

なぜこうなるんだろう?

と考え、自分で納得するまで考えます。答えが出ない時は、誰かに聞いたりします。また、選択問題の時は、答え以外の部分もしっかりと見ます。

なぜこれは答えではないのか?

を考えます。これはとてつもなく重要で、この勉強方法をやったことがある人は全員分かると思いますが、模試や受験の時に全く同じ問題が出ることは皆無に等しいですが、類題が出題されることはよくあります。だから、答えの部分だけでなく、その周辺(他の選択肢の答え)も覚えることが大事です。次はそれが問題として出ることがよくあります。よくあるんです。英語だってそうです。同じ問題が出ることはないですが、長文の中で重要な単語や熟語覚えると、その覚えた単語や熟語が次長文を時に必ず出てきます。必ず出てきます。だから、解き終わったあとこそが重要で、次に初見で解けるようにするにはどうしたらいいだろうか?なぜこれはこの答になるのだろうか?何かいい覚え方はないだろうか?どれを覚えるべきだろうか?など考えることが大事です。

こういう考え方ができる人は、偏差値60以上を取ることができます。でも、偏差値60に到達しない人は、こういう考え方がなかなかできません。

日頃から、「なぜ」と疑問に思ったら、自分で調べてみましょう。その習慣は必ず大人になっても役に立ちます。

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