英検

  • この記事のお話
  • ・AIによる英検対策
  • ・初回の正答率
  • ・諦めない

1.AIによる英検対策

 教育の現場にAIを用いるのは普通になってきました。桜ゼミナールでも、英検対策はAIを使ったシステムを利用しています。AIによって間違えた問題の単語や類題などのデータを集めて、その人に必要な問題をいつも提供してくれます。基本的に塾内のタブレットを使って英検対策をして頂きますが、スマホでも利用できるので家でも対策が可能です。昨日は英検対策で9名の生徒が来られました。9名に対して授業形式で行うのではなく、生徒1人1人がタブレットを使って自分で勉強を進める「自立型」になっています。私は進捗を確認してアドバイスをしたり、指示を出すのが仕事です。このシステムを利用すれば一度に多くの人に貢献できるのでとても良いです。直接教えたい気持ちはありますが、現実的にはその時間がなかなか確保することができません。そこに葛藤がありました。生徒に貢献したいという気持ちが、このAIによる英検対策を導いてくれました。

2.初回の正答率

 英検対策の筆記問題を解いて頂くと、初回の正答率は25~50%くらいです。ほとんどの人が初回は半分取れません。英検準2級になると、初回の正答率は平均して30%前後です。だから、ほとんどよく分からない状態からスタートします。これは文法的に分からないのではなく、「単語」がわからないのです。文法はほとんど中3までに習う内容しか出ていません。単語が分からなくて文章が理解できないために解けないという状態になっています。ここから頑張って徐々に正答率を上げていくようにしていかないといけないのですが、初回の正答率が低いがために、「本当に大丈夫かな?」、「受かる気がしないな」というのが生徒たちの本音なのです。そこをどうやらせていくかが勝負です。

3.諦めない

 生徒たちは、合格できるかどうか「半信半疑」のような状態で英検を受験します。もちろん事前にかなり仕上がっていれば、「受かるだろう」という自信も出てきますが、そこまでの状態に持っていくにはかなりやり込まないといけません。慌ただしく過ぎていく日々の中で、なかなかそこまでの時間をとる余裕がないというのが現実的なところです。なかには、「今回は無理かも」と思いながら半ば勉強を諦めかける人がいます。そこに対して私は諦めることを絶対しません。なぜなら、英検は何が起こるか分からないからです。諦めなければ、合格の可能性が低い生徒でも合格することがあります。この経験を何度もしてきました。英検は採点の仕方が一般の人には理解できないやり方になっています。明確にどれくらい取れたら合格できるかが分からないのです。だから「落ちた」と思った人が「合格」していたなんてことはこれまで何度もありました。目安として全体の約6割取れていると大体合格しています。このようなことから最後まで諦めずに指導していきたいと思います。

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