この記事のお話:偏差値に一喜一憂/現実を受け入れた者だけが強くなれる
1.偏差値に一喜一憂
受験が段々近づいてきました。受験する私立高校を決め、県立高校もいよいよ決めていく時期になってきました。どこの県立高校を受験するかは、統一模試やV模擬を参考にします。偏差値や判定を見て決めます。だから、偏差値が良ければ合格しそうな気がしますし、偏差値が良くなければ合格しなさそうな感じがします。偏差値に一喜一憂するわけです。多くの人はそうです。だから、それ自体は普通です。模試の結果で大事なことは、なぜ今回このような結果になったのかです。良くても悪くても分析をしましょう。
2.現実を受けれた者だけが強くなれる
受験者本人は、気を抜いたつもりはなくてもいつの間にか気が抜けてしまって偏差値が大きく下がることもあります。結果を見て初めて焦る人も少なくはないです。本人に悪気は一切なく、気づいていないだけなことが多いです。
げっ!そんなに下がった!?なんで!?
そして、偏差値が伸び悩む人に共通していることは、分析をしていないことです。
- 得意な科目だけ勉強する
- 得意な単元だけ勉強する
- 解き直しをしない
- 基本をやらない
- 基本しかやらない
- 集中して勉強する時間が短い
- スマホの利用時間が長い
- いまだにyoutubeを見ている
- いまだにゲームをしている
分析をしない理由は、現実を見ることになるからです。まず、点数からです。点数の良いものは何年前のテストでも見て気持ちいいものですが、点数の悪いものは二度と見たくないと思う人も多いでしょう。入口の段階で分析をするのを体が拒む人もいます。しかし、結果を出したければ現実を見ないといけません。
次に、中身です。具体的に各教科のどこが点が取れていなかったのか、または取れていたのかをしっかりと分析しましょう。点が取れなかったところは、取れなくてもよい問題か、取れるようにならないといけない問題なのかを見極める必要があります。基本的に理科と社会は計算問題以外は全て解けるようにしていった方が良いです。
分析をしたら、実際にその単元を解きましょう。まずは間違えた問題をしっかりとできるようにすることが大事です。ついでにその単元の周辺を勉強するとより効率の良い勉強になります。例えば理科の示準化石で中生代が問題として出題された場合、新生代や古生代は何なのか?示相化石とはどういったものか?ついでに復習をしておきましょう。次はそれが出るかもしれません。
生徒には10回以上言っていますが、解いた後どれだけ時間をかけることができるかが勝負です。偏差値60を超えない科目は、解く時間よりも解き終わって見直しや解き直しをする時間の方が長くないといけません。そうでないと、意味がないからです。問題を解くという行為は現在地を知るためにやるものです。現在自分がどこまで出来てどこができないのかを知るためです。解くだけでは成績は上がりません。解いた後に重きをおきましょう。
先生、分析の仕方が分かりません
という人もいます。そういう人は成績が上がりません。
初めから答えを求めるな。自分で考える癖をつけろ。その答えやヒントは何度も伝えている。話を聞いてないから分からないんだ(心の声)。
ちなみに分からないという人の心理は、分からないということにしておけば行動を起こさずに(勉強せずに)済むので、無意識のうちに楽をしようとしているだけです。現実を受け入れた者だけが強くなれる。最後まで諦めません。結果が良かった人は油断せずにいきましょう。そうでない人で志望校を下げるかどうか悩んでいる人は相談して下さい。こちらからも声をかけます。
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