この記事のお話:10月の統一模試
模試の偏差値は上下を繰り返すものなので、前回より偏差値が上がる時もあれば、下がる時もあり、同じということもあります。しかし、今回は塾全体で見ると、87%の生徒が偏差値上がっていました。しかも偏差値が上がった生徒だけで見ると、平均+4上がっています。これは普通ではないので、何か原因があります。分析してみると、全体として理・社の伸びが大きいです。
ビルダー+15
無料で行っているこの対策が大きく成績アップに貢献していると言えそうです。1週間で約25単元分の問題を解いてくるのがこのビルダー+15です。
入試対策授業
塾全体で見ると、数学と理科が平均点より+15点になっています。これは数学と理科が得意な生徒も苦手な生徒もいる中での数値なのでかなり良い数値だと思います。入試対策授業も効果を発揮していると言えそうです。他塾の約1/4の料金で行っているこの入試対策授業ですが、今年は新たにやり方を一つ変えましたので、それも効果を発揮していると思います。
D判定→B判定
D判定→C判定
C判定→B判定
B判定→A判定
今回の模試で志望校の合格判定がB判定以上の人が大分増えました。この時期は、夏前の時と比べて偏差値が+5以上や+10以上の高校を志望校として勉強を頑張っている人もいます。10月~11月の模試で志望校を変えるか変えないかを判断する人が多いです。なるべく一人でも多く、当初の志望校に合格できるようにしていきたいと思います。県立高校合格率100%よりも、当初の志望校をどれだけ多く合格できるか、そこの方がはるかに難しいです。県立高校合格率100%にしたければ、志望校を下げさせれば良いからです。それくらいの話術は、大体どこの塾の先生も持っています。比較的簡単に志望校を下げさせることができます。
ぎりぎり受かっても高校の勉強についていくのが大変かもよ
○○高校の上位で受かって、その高校で勉強を頑張った方が高校生活楽しめると思うよ
言い方は色々とあります。
意図的に、人工的に操作して、県立高校合格率100%と謳っている塾を見ると非常に腹立たしい気分になります。だって当初の志望校を下げて別の高校を受験された生徒もたくさんいるはずだからです。その生徒や親後さんがそれを見てどう思うんでしょうか?
塾の県立高校合格率100%を謳うために、うちの娘は、うちの息子は志望校を下げさせられた?
と思うかもしれません。どこの塾に行っても、必ず当初の志望校より下げて別の高校を受ける生徒はいるはずです。そんな生徒や親御さんの気持ちを考えたら、合格率100%を自慢する塾は信用できません。ちなみに桜ゼミナールでは、初年度と3年目は合格率100%です。しかし、そのことを自慢する気は一切ありません。当初の志望校を変更した生徒もいるからです。難しいのは、憧れていた高校に、行きたいと思えた高校にどうやってそのまま合格して行ってもらうのかではないでしょうか?ここが本当の勝負です。ここに焦点を当ててどれだけ頑張れるかが塾としての本当の在り方だと思います。
改善を試みて、毎年何かを変えていっています。それが良い形に変わってきました。また、今回成績が下がった生徒がいますが、これは緊急的に対応しなければならないケースになります。成績の上下はあるにしても、下がり方が良くないケースというのがあります。今回はそれに該当するので、その生徒のフォローをしっかりとやっていきたいと思います。
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