塾の先生が生徒に語っていること①

  • この記事のお話
  • ・「結果に抗(あらが)え」
  • ・「想像力が大事」

1.「結果に抗(あらが)え」

 8月末に受けた模試の結果が返ってきました。生徒には、この結果で志望校が決まるわけではないんだということと、まだまだ本気になれるからさらに頑張れという話をしました。その時のごく一部のお話です。

模試が返ってきてあまり結果が良くなかった人もいるよね。そういう時大事な事は何か分かる?

直視することですか?

それ(先日生徒に伝えた内容)も大事だけど今日はもう一つ伝えたいことがある

それは「抗え!」ということです。


抗え?

「俺の!私の!実力はこんもんじゃない!」と抗うことが大事ということです。

だって自分の実力は頑張ってもこれが限界かなと思ったらこの先絶対成績伸びないじゃん

 これが限界ではないことに気づかせ、ここで志望校を諦めてはいけないことを認識させ、まだまだ頑張れるということを伝える必要がありました。だってまだまだですよね。親から見ても塾の先生から見てもまだまだ頑張れるという認識はほとんど同じです。現在頑張っている人も、まだまだ頑張れます。本気の本気にはもう一段階上がありますからね。その話も少し生徒にはしました。

2.「想像力が大事」

 受験生としてまだ実感がさほどないのは普通であるということと、でも努力が結果となって差が出始めるのはこれからからであり、見えないところで勉強をしている人はたくさんいるんだという話をしました。その時のごく一部の話です。

大人は偉そうに受験について話をするかもしれないけど、それは経験しているから分かるんだよ

自分が一度高校受験を経験しているからいかにそれが大事か、身をもって体験しているから分かるんだよ

でも皆は高校受験をまだ経験してないよね。だからあまり受験生という実感がなかったとしてもそれはある意味普通なんだよ。だって経験してないものを実感しろって難しくない?

じゃあこういう時何が大事かわかる?

・・・

想像力だよ

親も塾の先生も学校の先生も皆同じことを言う。受験は大事だと言う。ということは、やっぱりこの受験勉強は大事なんじゃないか?と想像することが大事なんだよ。

たとえあまり受験生としての実感がなかったとしても、「受験勉強は大事なんだ」と自分に言い聞かせることで段々大事だと思い始めてもっと勉強するようになる。こうやって想像することも立派な「才能」だと先生は思うよ

 9月に入り、親としては受験生の自覚を持ってもっと勉強を頑張ってほしい、それがきっと将来に繋がるのだからという気持ちになると思いますが、現実はまだまだそんな風には見えないというのが大体のところです。学校の雰囲気も全然受験の雰囲気ではありません。学校は今、「体育祭」の雰囲気に包まれています。それが現実です。でも、勉強している人はめちゃくちゃしています。差が出始める時期なんです。だから、自覚を持てと言っても持てないのが普通なので違う言い方をしています。ストレートに勉強やろう!と言う風に伝えることもありますが、多くは違う言い方をしています。生徒がイメージできるように話をすることが大事だからです。一度言っただけでは伝わりません。だから何度か伝えています。言い方や内容を変えて。

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