- この記事のお話
- ・確認テストのメリット
- ・確認テストのデメリットと対応
1.確認テストのメリット
桜ゼミナールでは、授業の初めに先週の振り返りのため、確認テストを実施しています。
「確認テストは意味がない」という人もいますが、こういう人は極論が好きな人でこれまで生きてきた短い自分の人生の中の経験でしか考えられない哀れな人だと思います。何でもそうですが、全てにおいて効果が発揮されるものはありません。人が違えば体格も思考も違います。「意味がないと思えば意味のないものになる」、「意味があると思えば意味のあるものになる」、捉え方次第ではないでしょうか?
では、確認テストのメリットはどういったものがあるのでしょうか?
・先週の振り返りができる
どこかのタイミングで振り返って復習にしないとなかなか定着しません。1週間後というのは、何もしなければちょうどほとんど忘れるので良いタイミングだと思います。
・範囲が狭い
範囲が狭いので集中して短期間で覚えることができます。
・アウトプットができる
勉強の基本はアウトプット(解いてみること)です。確認テストがあることでアウトプットする機会が得られるので、実際にどこまで理解しているか、記憶しているかが把握できます。
・自信になる
定期テストなどに比べると範囲が狭いので、頑張ったら結果に出やすいです。確認テストとはいえ、点数が良ければ嬉しいものです。それが自信になり勉強に対して前向きになれることもあります。
2.確認テストのデメリットと対応
確認テストにデメリットはあるのでしょうか?デメリットというか落とし穴みたいなものはあります。
・その場しのぎの暗記が得意になる
自分の実力がある程度ついてくると、テストの直前や数分~数十分前に覚えることで確認テストに合格することができます。合格するための勉強なので、テストが終わればすぐに記憶から抜けていきます。確認テストには合格しているけれど、成績には反映されないパターンです。では、どうしたら良いのでしょうか?それは毎回満点を本気で狙うことです。ただの合格と満点の合格は全く重みが違います。満点を取るには、何度もアウトプットをしないといけないので時間がかかります。英単語テストで20問中16点で合格するのと20点満点を取るのとでは全く別次元の話になります。本気で満点を狙えば、「本当に満点取れるかな?」と何度も頭の中でテストするはずです。テストする回数が多ければ多いほど記憶に定着していきます。だから、確認テストは満点を狙う勉強をするべきです。
・できると勘違いしてしまう
確認テストで合格し続けると、自分はできると勘違いしてしまう人もいます。あくまでも先週の振り返りの内容がある程度できているだけの話で、定期テストや実力テストは範囲の広さが全く違います。勉強する量も全く違います。確認テストで合格しているからと油断すると思わぬ痛い目にあいます。だから、定期テストや実力テストの時は相当量勉強しましょう。確認テストで合格しているということは、一度は理解出来たことを意味するのであとはそれをきちんと復習して思い出しましょう。
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