- この記事のお話
- ・理想は管理しない
- ・本当は勉強している!?
- ・管理できる塾、できない塾
1.理想は管理しない
生徒自身の勉強は、管理せずに自分で進められるようになるのが理想です。そう、あくまでも理想です。なかなかこれができないのが現状です。でも、理想は追求すべきだと思っていますので自らやるように仕向けていくことはこれからも継続していきます。色々な声掛けをしたり面談をしたり、できることをやっていきます。
現状は、管理されないとなかなかやれないという人もいます。むしろそういう人の方が多いのではないでしょうか?自分で考える習慣がまだ身についていないということです。しかし、中学生の時の勉強の習慣などが高校に行ってそのまま成績に直結します。勉強習慣がない人が、高校から勉強を頑張ろうと思ってもなかなか頑張れません。高校の勉強の方がはるかに大変だからです。そういった意味でも中学生の間に自ら考え行動し、学んでいくという姿勢はとても大事になります。最後まで諦めずに生徒達には伝えていこうと思います。
2.本当は勉強している!?
うちの子全然勉強してないんですよ
うちの子全然受験の危機感ないんですよ
このようにおっしゃる保護者様は多いものです。しかし、もしかしたら見せていないだけで勉強しているかもしれません。その判断はどこでできるか?それは成績です。この時期は、特に受験勉強をしていない人の方が少ないです。だから勉強をしないとほぼ確実に成績は下ります。少し勉強したぐらいだと成績は下る可能性があります。成績がキープ、または上昇している場合はそれなりに勉強している可能性が高いのです。では、なぜ生徒と保護者の方でこのようなギャップが生まれるのでしょうか?
私だって頑張って勉強してるのよ!
それは、親が望むだけの勉強をしていないからです。本人は10のうち10の力で頑張っているつもりでも、親からすれば10のうち3くらいしか努力していないように見えたりするものです。ここのギャップがこのような軋轢(あつれき)を生みます。こういう時は、結果が出ている時は何も言わない方が良いです。言わないといけない時は、それでも本人が望む志望校に届かない時です。
3.管理できる塾、できない塾
理想は、管理しなくても生徒が自ら勉強するようになることです。しかし、それを待っていては受験が手遅れになることもあるでしょう。やはり、ある程度は管理しないといけない人も出てきます。しかし、それは悪いことではありません。自ら勉強しないからといってその子を否定することはやめましょう。たまたま今がまだ自分でできない時期なのです。自ら考えて勉強できない人、いっぱいいます。だから塾に来ているとも言えるかもしれませんね。では、「管理できる塾とできない塾」とはどういうことなのでしょうか?
面倒臭がってやりたがらない塾が多いということです。
実際に管理するとなるとかなり塾側の負荷は上がります。これが比較的容易なのは、1:1の個別指導塾だけです。1:1の個別指導塾は、社員や力のある講師が指導しているので指導方法も先生にある程度決定権があります。しかし、1:2~の個別指導塾は、基本的に先生は学生の先生がほとんどなので指導方法の決定権はほとんどありません。塾のやり方にそってやるのが普通です。勝手に違うことをやると注意されたりします。また、社員は1人で50人前後の生徒を抱えていることが多く(私は多い時で200名を超える生徒を担任していました)、1人1人のことを把握するのは容易ではありません。だから、なるべく個別に対応することは控えるようにしています。約束しても抜けることも多く、キャパオーバーになります。
えっ!?個別指導ってその辺の面倒見がいいんじゃないの?
個別に対応してくれるもんじゃないの?
実際は全くそんなことはありません。本当の意味で個別指導なのは、1:1の塾だけです。1:2~の個別指導塾よりもはるかに桜ゼミナールの方が個別対応しています。管理できる塾は、1:1の個別指導塾か、力のある教室長がいるところかの大きく2択です。ただ、管理することが正解ではありません。自から勉強をやるようになる塾が理想です。しかし、管理しないといけない時に管理できる塾でもありたいと思います。
コメント