過去問に始まり過去問に終わる

過去問

 テストで最も大事なことは、「本番のレベルを知ること」です。昨日は英語のAクラスの授業で土浦日大のテストを皆に見てもらいました。これにはきちんと意図があります。

  • Aクラスの人は模試のテストが簡単だと思えるようになってほしい
  • 土浦日大のレベルを知ることでそこに向けた対策をしていく

 本番のレベルを知らないまま直前になって現実を知ると、焦って上手くいきません。本番のレベルを知るのは早いにこしたことはありません。現在の自分のレベルと本番のテストのレベルのギャップを知ることが大事です。本番のレベルがどれくらいかが分かればそこに向けた対策もできます。だから、模試の英語レベルで苦戦しているようだと、土浦日大のテストはとてもじゃないけど点が取れないということを伝えたかったのです。


 模試や高校入試に限らず、どの検定やテストでも同じことが言えます。だから、「過去問」を解いて本番のレベルをしることが大事です。

 例えば数検の場合、目安として1次で7割、2次で6割取れると合格できます。では、1次のレベルはどの程度なのでしょうか?2次のレベルはどの程度なのでしょうか?また、どの単元がよく出題されるのでしょうか?そういったところをまずは知る必要があります。数検の場合、色々な数検対策の本が出版されていますが、実際の過去問よりも難しい問題がたくさん載っている問題集が多いです。数検対策の本なのに実際は数検対策になっていません。無駄に難しい問題が多すぎるのが現実です。だから私は、数検を受験する生徒には、「数検対策」の本ではなく、「過去問」を買ってもらっています。

 成績を上げるためには、一度落ち着いて現実を直視しなければいけません。落ち着いて下さい。焦っても余計に空回りするだけです。現実を直視するというのは、一度模試の結果を落ち着いて見て、1科目毎にどこができてどこができていないかをきちんと分析することです。さらに一呼吸置いて、そこから今の自分のレベルで確実に点を上げる方法を考えます。志望校が県立トップ校とかでない限り、99%の人は難易度が高い応用問題が解けなくても志望校に合格できます。そこをやる必要はありません。すぐに点数アップできそうなところを見て下さい。

  • 計算で落としていませんか?
  • 問題の見間違いをしていませんか?
  • 単なる暗記不足ではないですか?
  • 単なる勉強不足ではないですか?
  • 答えを見ればすぐに思い出せる内容ではないですか?

 できるところを確実に解けるようにする。できそうなところを1問でも多くできるようにする。ここが大事です。それだけで多くの人は志望校に合格できます。まずは現実を直視して下さい。

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