道は続く

この記事のお話:私立単願/道は続く

1.私立単願

 毎年この時期になると私立単願に切り替えるお子様が何人かいらっしゃいます。お子様の将来のことを考えると、やはり私立の方が色々と面倒見がよく、環境が整っているのではないかと考えるご家庭もあります。ただ、初めから「私立単願でいいよ」と言われる親御さんはほとんどいません。それは、楽をしてほしくないからです。県立高校を受験する人は、2月いっぱい、3月上旬まで受験勉強をします。自分の子どもが早々と私立高校に決めてしまい、勉強の手を抜くと高校に入ってから大きな後れをとるのではないかと感じることでしょう。それはほとんどの場合、その通りになります。最近では、私立高校の先生からも中学を卒業するぎりぎりまで塾で勉強させて下さいと言われるようになりました。

2.道は続く

 中学受験も高校受験も大学受験も見てきた経験から、入試のレベル自体は高校受験が一番易しいと感じます。では、高校受験が一番楽かというとそうではありません。もちろん人それぞれです。中学受験をしなかった人にとって初めての受験は高校受験です。全体で見ると中学受験しない人の方が多いので、多くの人にとって高校受験は初めての受験になります。想像以上のストレスがあるでしょう。加えて思春期も重なりお子様の感情が今一つ読みづらい時期です。親御さんも大変なんです。高校受験自体は決して楽ではありません。むしろ、高校受験をどう経験するかは大人になってある程度影響を及ぼすのではないかと考えています。

1.1科目でも結果が残せたら自信になる・支えになる

2.高校受験の最後を頑張れたら「頑張れた」という自信がつく

3.合格したら自信になる

4.不合格でも頑張った上での不合格なら必ずもっと良い道が開ける

「できた」、「頑張れた」という経験は今後の人生の色々なターニングポイントで必ず自分を支えてくれます。踏ん張ることができます。「色々大変だったけどあの時頑張れた」という経験は人を大きくします。こういった経験がゼロの人は将来大人になった時にもろいです。すぐ折れます。また、失敗経験がない人もすぐ心が折れます。今が全てではない、だけど頑張れるだけ頑張ることが大事です。今を頑張れない人が大人になって頑張れる可能性はかなり低いです。だから本人がやれる範囲で頑張らせることは大事です。桜ゼミナールの卒業生が将来自分のやりたいことに向かって羽ばたいていくことを切に願っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次