1.コンビニの数より多い塾
学習塾は、コンビニの数より多いと言われています。故に選択肢が多く、いったいどこの塾が良いのかよく分からないといった声をよく聞きます。昔からある集団塾、定着してきた個別指導塾、ここ5年は自立学習塾やオンライン塾も流行っています。それぞれにメリット・デメリットがあります。保護者の方が塾の話を聞きにいくと、
どこもいいこと言うので、どれも良さそうに感じてどこがいいか逆に分からなくなるんですよね
と仰る方も多いです。そこで、塾の人が入塾面談で言わないデメリット=あまり知られていない部分をここで公にしていきたいと思います。
2.個別指導の闇
① 1:2~3の塾は塾都合
お通いの塾が、1:2~3の塾は、絶対にお勧めできません。1:2~3というのは、日によって1:2の時もあれば1:3の時もあると言うことです。
詐欺じゃね?
と思うわけです。なぜか?1:2と1:3は天と地の差があるからです。指導を受ける時間も、理解度も格段に1:3の方が落ちます。もはや、1:3を個別というのは詐欺レベルだと思っています。1:3で指導された経験がある先生の9割以上はそう自覚しているはずです。
こんなんでまともな授業なんてできるわけないじゃん
先生はそう思いながら、仕方なく自分をごまかして授業をしています。
では、なぜ1:3の時もあるのでしょうか?それは単純に先生が足らないからです。生徒が18人いた場合、1:2の形式の塾だと先生は9人必要です。ところが、1:3の場合、先生は6人で済みます。経費は2/3です。そして、多くの場合、1:2ではなく1:3で授業を受けています。そんな事実は、通っている生徒の保護者でさえ把握していないことがあります。なぜなら、お子様がその事実を言わないからです。一番ひどいのは、1:2~3という表記です。
なんじゃその2~3というのは
意外と大手の塾がそれをやっています。塾のアルバイトのサイトを見てみてください。年中募集しています。「急募」と書かれているのも全く珍しくありません。なんなら年中「急募」と書いています。「未経験OK!」などと書かれています。理念も何もありません。常に先生が足らないのです。だから、塾都合で1:2~3という表記になっています。
あなたのお子様は塾の都合に合わせて1:3の時もありますよ。
表記しているから文句言わないでね
と言いたいのです。既に逃げの策が取られています。
② 個別なのは授業だけ
個別指導塾というと、
個別に計画表を作成します!
効率よく指導します!
どこが苦手かその子に合わせて指導します!
みたいなイメージがあり、保護者の方も個別指導塾に入れさえすればこまかく見てくれると思っている人もいると思います。しかし、まったくそんなことはありません。
個別に計画表を作成します→集団塾でも作れます。今はAIの時代です。すぐデータ分析はできます。しかし、大事なのは、その後きちんと予定通り進んでいるのか?進んでいなければどう修正していくのか?その対策は本当にしているのか?できるのか?だと思うのですが、そこには触れずにいいことしか言いません。
効率よく指導します→先生が授業中に生徒の出来を見てやり方を変えるのではなく、テキストに沿って進めていきます。効率よく指導しているわけではなく、テキスト自体がある程度効率よく指導できる状態になっています。先生の多くはアルバイト。多くの先生は指導経験が浅く、効率よく指導できるほどの腕は持ち合わせていません。
どこが苦手かその子に合わせて指導します→テキスト通りに進めているだけです。
この子はここが苦手だから、ここに戻って指導しなおそう。類題は・・・
なんてやってくれると想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、これはごく一部の優秀な先生だけです。多くは、ただテキスト通りに進めているだけです。
授業はアルバイトの先生、面談は正社員というケースが多いです。だから、お子様のことを一番知っているのは教えている先生ですが、情熱を持ってこまかく生徒のことを把握して、なおかつそれを正しく正社員に伝えている人は1割未満くらいなので、正社員の人は実際それほどお子様のことを把握していません。こまかく話をすると必ずぼろが出るはずです。
③ 授業中に一番神経を使うのは保護者への授業報告
個別指導塾の先生は、授業中に授業報告のための文章をタブレットに入力していることが多いです。授業に集中したいと思う先生が多いと思いますが、見せかけの、保護者が少しでも満足するための授業報告を授業中に入力させています。授業後は?と思うかもしれませんが、時給が発生するのでそれはやらない塾がほとんどです。
そんな理由で?
と思うかもしれませんが、それが現実です。
ただでさえ授業中はばたばたするのに、授業報告までやっていたら授業の質は確実に落ちます。目の前のお子様よりも、見せかけの保護者の満足度のためにこのような手法を取っている塾は多いです。
他にも、英語が成績保証の対象外になっている塾が多いなど色々ありますが、これ以上書くと永遠に前に進みそうにないので、いったんこれで終わります。
3.集団指導の闇
基本的に、集団塾の先生の方が教え方は上手です。全体の場で話すのと、生徒の横で話すのでは求められるスキルも異なりますが、より高いスキルを必要とするのは集団で間違いないでしょう。これは実際に個別指導と集団指導の両方を経験した私だからこそ断言できることです。
しかし、集団指導の塾は、振替がないこと(あっても動画を視聴するだけ)やフォロー体制が弱いです。
① 柔軟に個々に対応するのは難しい
これは集団指導に限らず、個別指導でも同じで個別対応(フォロー指導)が必要な生徒は必ずいます。しかし、集団指導の場合、個々に対応するのは個別よりも少しハードルが高いです。個別指導塾は、個別なので言えばやってくれそうな気がしますが、集団は集団なので初めから個別対応は難しいと感じている人も多いと思います。実際個別に対応できる塾は素晴らしいと思いますが、現実は
質問できない
相談できない
といった声もよく聞きます。ちなみにこれは個別も同じです。個別でも質問できない生徒はたくさんいます。ただ、集団の方がより質問はしづらい環境にあると思います。ではなぜ個々に対応するのが難しいのか?
お金が発生するからです。
生徒を個別に見るには先生が必要です。先生にそれをお願いすれば時給が発生します。それは会社からすれば「ノー」なんです。授業が下手だからそうなる、個別に対応することに慣れるとそれに甘えて授業の質が落ちる、お金がかかるからできない、もしどうしても個別に対応する必要があれば正社員の人が自分の休みを削ってやりなさい。という風になるのです。
② オプション授業が多い
・入試対策授業
・入試直前対策授業
・GW特訓
・合宿
・特別講座
あげればきりがありませんが、オプションの授業が多く、受験学年の場合、1年間トータルでかかる費用は個別指導とさほど変わりません。個別指導塾は冬から本格的に受験対策に入りますが、集団塾は9月から受験対策に入る塾も多く、個別指導と比べると3~4か月も多く受験対策ができます。その間に色々なオプション授業あることを知っておいてください。費用はそれぞれ1万円~8万円で内容によって大分差があります。
4.自立学習の闇
① フランチャイズが多い
個別指導もそうですが、自立学習型の塾はフランチャイズが多く、指導歴が短い人が教室長であることが多いです。そのため、ノウハウが乏しく、受験情報もあまり持っていません。合格実績もよくありません。一部の塾の人は、とても良い結果を出しています。
そもそも自立学習型の塾とは、タブレットを使い自分で学び、自分で問題を解いて分からないところだけ先生に聞くというシステムです。これ自体はとても良いと思っていて、私も将来的には自立学習の塾をやってみたい考えはあります。
しかし、成績を上げるためのノウハウがないと、同じ自立学習の塾でも大分差が出ます。やり方次第です。やり方が上手くいけば、とても効率よく良い結果を出せるシステムだと思いますが、残念ながらやり方が上手でない人がやっているケースもあり、もったいないと感じています。
5.桜ゼミナールという塾
桜ゼミナールは、4年前に開校し、実績も多数あります
土浦一校、県立柏高校、国立茨城高専、流通経済柏高校特待、竜ケ崎一校、下妻一校、柏南高校、牛久栄進高校、水海道一校など、最難関校・難関校の実績があります。また、学年1位を3人出しています。5科合計50点以上上がった人は30人以上います。検定でも実績があります。
英検2級 1名
英検準2級 21名
英検3級 40名
数検準2級 1名
数検3級 18名
桜ゼミナールの特徴しては、最大限お子様の力を引き出せるように指導していることです。その結果が上記のような結果に繋がっています。しかも、各種検定対策は無料です。一般に1万円~4万円かかる英検対策が無料、1万円~2万円かかる数検対策が無料で受けられます。数検準2級対策は特別な条件がありますが、条件を満たせば、一般的に10万円以上かかる数検対策が無料で受けられます。他にも無料でご用意している特別講座がいくつかあります。
休んだ時は、個別にフォロー指導がある
こんなことまでやっている塾はほとんどないと思います。学習の機会をなるべく減らさないため、塾で習っていない単元がなるべくないようにしたいため、そのようにしています。個別対応になるので、時間は通常の約半分程度ですが、時間が余ることもあり、その場合はその子に合わせて+αの指導をさせていただくこともあります。
指導歴が約20年。どの学力の生徒にも対応できます
個別指導歴が長く、勉強が苦手な生徒がどこでつまずくか手に取るように分かります。30点以下の生徒にも分かりやすく説明できます。また、高得点を取るための指導も得意です。集団指導では一番上のクラスを指導していたこともあり、最難関・難関校にも対応できます。単に指導歴が長いだけでなく、その都度、生徒のために分かりやすく指導するために一生懸命予習してきたことが今に繋がっています。いまだに授業前は、予習しています。
声掛け
中3で初めに習う国語に「生命は」があります。
これは、生き物は全て欠如している部分があり、それをお互いが補い合って生きているというお話なのですが、その時にこんなことを伝えたりしています。
先生はね、若い時は何でも自分1人でやろうとしてたんだよね。
でも今思えば、素直に「自分1人じゃできません。力を貸してください」って言えばよかったと思ってるんだよね。
だって自分1人でできることって限られるじゃん。でも素直に、「自分1人じゃできません。協力してください」って言えなかったんだよね・・・皆でやった方が色々と上手くいくって気づいたのは、先生が30代後半になってからなんだよね。
だから皆にはもっと早くそのことに気づいてほしいなって思います。
たまにこんなことを話します。しょっちゅうは話しません。言葉に重みがなくなるからです。自分の後悔したこと、経験したことが少しでも今の子たちに役立てればと思っています。
そんな桜ゼミナールも100%完璧な塾ではありません。100%完璧なんてありえません。だからこそ、改善できることを改善してより生徒のために日々精進していきたいと思います。
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