この記事のお話:5教科250点前後の生徒
5教科で250点取れていない生徒や250点前後の生徒の成績は、上がりづらい傾向にあります。理由は、勉強量を増やしても、これまでの勉強量が足りていないため、本人は頑張ったつもりでも、実はまだ勉強量が足りていないからです。
上がりそうで上がらない
この状態が繰り返されます。理由は何度も言いますが、量がまだ足りていないからです。
例えば、平均点を取っている人のテスト前2週間の勉強量が合計30時間だとします。
この場合、5教科合計が250点に満たない生徒は、テスト前の勉強量が合計5~15時間くらいです。これに該当する生徒は、これまでよりも+5時間合計の勉強量を増やすと、
今回はいつもより頑張ったぞ
という気持ちになります。しかし、無情にも結果は出ないことが多いです。もう少し勉強量が必要だからです。平均の勉強量にはまだ程遠いのです。そうすると、
勉強しても結果は出ない
という誤った分析をします。これが一番怖いです。だれがどう考えても、結果を出すためには勉強量は必要です。でも、勉強しても結果は出ないという分析に至るのです。正しくは、
- 勉強量がまだもう少し足りなかった
- 机には座っていたけど、集中していなかった
- 同じテキストを何度も繰り返すことが出来なかった
など、本当の原因があるはずです。しかし、いつもより頑張って結果が出なかった時、それは自分が否定されたような気持になります。
自分は頑張っても結果が出ないのか?
その不安を一時的に消すために、現実から逃避します。
勉強頑張っても結果でないじゃん。もう勉強なんかやらない
この瞬間、人生の負け組が確定します。一生誤った分析をすることになるからです。
だから、5教科合計が250点に満たない生徒、或いはその前後の生徒はかなり気を遣う必要があります。
大事なのは、結果が出なかったことよりも、いつもより+5時間勉強量を増やすことができたということではないでしょうか?だから、結果は出なかったかもしれないけど、得るものは確実にあったはずです。これまでしなかった新しい一歩(+5時間の勉強)を踏み出したわけです。結果だけにとらわれず、頑張れた自分を褒めましょう。その努力を繰り返していると必ずどこかで結果が出ます。それを信じることが大事です。
頑張っても結果が出なかった時、ちょっとした運命の分かれ目です。頑張っても結果が出ないことなんてこの先いくらでもあります。大事なのは、なぜそうなったのか?否定的な見方をするのではなく、未来の自分のために、改善できることを探しましょう。できないことなんて、失敗なんて、結果がでなかったことなんていくらでも経験したことでしょう?大人は。トライ&エラー。トライしたことをまずは認めましょう。
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