この記事のお話:まだまだこれから
基礎が定着していない
先週の中3の理科の入試対策授業で、「図1より高い音が出るものを図2の中から選びなさい」という問題がありました。高い音を出すためには、振動数が図1より多いものを選べばいいのですが、間違えている人が数名いました。これは、基本問題に該当します。
では、間違えた人はどうして間違えたのか?それは「振幅」に注目したからです。
音の高低→振動数を見る
音の大小→振幅を見る
上記が正しいのですが、これを反対に覚えていたのが原因です。
おいっ!?全然覚えきれてねーじゃねえか。勉強してる?
と一瞬思います。指導者ならね。だって基礎ですから。ちょっと動揺します。
でも、去年もこの時期この問題間違えていた生徒結構いたよな・・・。今年の方が正答率良いか!?
と考え直して、冷静を取り戻しました。
基礎が定着している生徒は、模試の理・社で80点以上や90点以上を取ってきます。70点台だとまだ基礎が定着しきれているとは言えません。つまり、多くの生徒はまだまだ基礎が定着していないことになります。
塾で使っているテキストから問題が出ている
今までは全然わからなかったけど、2択までに絞れるようになった
基礎が定着し始めるとこういった変化を感じ取れるようになります。偏差値60前後の人でさえ、科目によってはまだまだ基礎が定着しておりません。それはそんなものと言えばそんなものです。全教科基礎が定着しているのであれば、おそらく現時点で偏差値65以上が取れます。反復をしていく中で、定着させていくしかありません。まだまだこれからです。これからが定着し始める時期です。
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