勉強の仕方

私は、授業の中で勉強の仕方について話すことがあります。毎回「勉強の仕方」を話しても生徒は飽きるので、時々話すようにしています。ただ、テストも近づいてきたので、最近は勉強の仕方について話すことが結構増えました。

今日の漢字テスト、まだこの時期だから×が皆多いよね。こういう時、×が多い時は皆だったらどういう勉強の仕方をしますか?

×が多い時って楽しくないじゃん。モチベーション上がらないじゃん。こういう時にねやっちゃいけない勉強方法は、全部覚えようとすることです。そうると体が拒絶するでしょ。こんなに×が多かったら覚えるの大変だから。

だから、そういう時は、すぐに覚えられそうなやつから覚えるんです。じゃあ今間違えた漢字の中で、この5つだったらすぐに覚えられそうかな、というやつにチェック入れてみて。色ペンとかで目立つように。

んで、それを実際に覚えるんです。あとの×は保留でいいんです。いったん保留にしておく。まずは確実に覚えられそうなやつを覚えていく。×を確実に1つずつ潰していく。もし、自分の実力がついてまだまだ覚えられそうだとなれば、その時に追加して×をできるようにすればいいから。まずは、確実にできるやつを少しずつ増やしていこう。

こういうことを伝えたり、

普段の勉強量とテスト前の勉強量が変わらない人は、成績が上がりづらいんだよね。以前ね、いかにも真面目そうな子がいて、一日何時間勉強してんの?って聞いたら「2時間です」って返事が来たんです。その子ならそれくらいやってもおかしくなさそうな感じだったから、「凄いね~」なんて話をしてたんだけど、ちなみに中2ね。だけど、テストの結果があんまり良くなかったんだよ。5教科370点くらいだったかな。400点超えてもおかしくないと思ったんだけど、違和感があったから聞いたのね。そしたら、テスト前も同じ2時間しか勉強してないって言ってた。これね、テスト前の勉強量が増えない人は成績上がりづらいんだよ。

テスト前の勉強量が増えることで、いつもの娯楽の時間を削るわけだから、体もね反応してテストが近づいてきたなと感じて、集中力も上がるのよ。記憶力も上がる。だから結果も出やすい。普段は30分~1時間の勉強でも、テスト前はね、勉強量を増やしてあげないといけないよ。そうすると高い確率で成績は上がるよ。

こういう話をしたりしています。いずれもここ1週間くらいに話した内容です。するとどうでしょう?自習に来る生徒が増えるんです。全体の2割~3割くらいが反応して、自習に来るようになりました。

勉強の仕方の話をしただけで全員が反応してくれるわけではありません。そうだったらこの仕事は超々楽な仕事です。でも、こうやって一部の生徒が反応してくれます。それだけでも伝える価値は十分にあります。今回はテストが近づいていることもあり、反応してくれる生徒の割合は高い方かなと思います。普段、何でもない時は、全体の1割の反応があるかないかです。それでも伝え続けることが大事です。タイミングを見計らって。

これ以外にも勉強の仕方のことは伝えていますし、世の中の仕組みや社会のことについて語ることもあります。話を聞いている人は、どんどん成長の機会があります。当たり前ですが、寝ずに授業を受ける。授業は集中して聞く。何かを得て帰る。勉強以外でも学ぶことはなかったかを考える。そういうことの積み重ねで生きている人とそうでない人では人生の深みが全く変わってくるでしょう。

ただ、あまり否定的なことは言わないようにしています。例えば数学の小テストをしてみて、全体の出来が悪かったら、

おいおいおい、今これもできなかったらヤバいぞ

と指導する人もいるでしょう。私もね、内心そう思っていますよ。でもね、そこで思考を落ち着かせて冷静に考えないといけません。信じることも大事なんです。まだテストの約2週間前という生徒が多い中、確かに中3であれば展開と因数分解の公式くらいは使えてほしいと思いますが、それが完璧に今できるなら、テストでは高得点が狙えるでしょう。でも、数学のテストがいつも平均点いかない子にそれを強く望むのは、生徒をただ否定することになりかねません。

やっぱり私(僕)は、できないんだ

と思わせてしまいます。だから、「これができないとヤバいぞ」という伝え方以外を考えるんです。簡単に答えなんか出てきませんよ。でも、それを考える。何という声掛けが今この子たちに響くのか?前向きになってもらえるのか?たまにね、夜中まで考えることもあります。

明日(次の授業)は、何て話そうかな・・・。

声掛け一つ、考えて話すんです。適当に話すんじゃなくて、いくつものフィルターにかけて、なるべくその時の最適解になるように考えて話をしています。今日と明日はテスト対策です。頑張ります。

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