定期テスト勉強の仕方

何を勉強すればいいの?

早いところで9月の頭から定期テストが始まる学校があります。夏休みが終わってすぐのテスト、「もう少しゆっくり落ち着いて勉強させて」と思う人もいるでしょう。「やばい、まだ夏休みの宿題が終わってない」と夏休みの最後を慌ただしく過ごした人もいるでしょう。気持ちは分かります。ただ、定期テストの日程は変わらないので、そこに向けて勉強をしていく必要があります。では何を勉強すればいいのでしょうか?

何を勉強すればいいの?
  • 1.教科書の内容把握
  • 2.学校ワーク(問題集)

結果が出る勉強のやり方は、上記2点になります。その理由を一つ一つ見ていきましょう。

学校の先生は、基本的に教科書の内容を基に授業を進めています。だから、教科書の内容を把握することは最優先になります。では、教科書の内容をきちんと把握するとテストでどのように役立つのでしょうか?教科ごとに見ていきましょう。

  • 数学

教科書の章末問題に上手くその章の問題がまとめられています。ここから似たような問題が多数出題されることが多いです。

  • 英語

教科書の内容を把握することで、教科書の内容の問題が出題されてもテストで答えることができます。重要な熟語や文法が穴埋めで出題されても答えることができます。しかし、英語の苦手な人の多くは、そもそも教科書の内容を把握していないことがほとんどです。

  • 国語

実力テストと違い、定期テストは教科書の内容から問題が出題されます。極端のことを言えば、国語の実力がない人でも教科書の内容を完璧に把握していれば90点以上取ることが可能です。教科書の音読と授業中に先生が板書したものをきちんとメモを残していれば平均点くらいは取れます。もし取れないとすれば、漢字などの暗記物で点を落としていることが原因です。

  • 理科

教科書の実験の内容や章末問題の類題が多数テストに出題されます。実験がある場合、①そもそも何を調べる実験なのか②どのように調べるのか③結果から分かることは何か、を意識して見ていくと理解が深まりやすくなります。

  • 社会

社会は資料(グラフや地図や写真など)と共に問題が出題されることが多いです。実際の受験もそうだからです。教科書に載っている写真やグラフなどは意外とテストに出題されています。教科書の内容を把握することはもちろん、資料にも目を通しておきましょう。

学校ワークがなぜ重要か?それは教科書の内容を問題にしたのが学校ワークだからです。学校ワークをやりきることがテストで高得点をとる秘訣です。あくまでも目安ですが、学校ワークをどれくらいやったかで点数がある程度分かります。

  • 1回⇒平均点以下
  • 2回⇒平均点前後
  • 3回⇒平均点以上

テストで高得点を取っている人は、学校ワークを5周以上やっている人が多いです。人に言わないだけでこっそりと勉強をしている人は思っている以上に多いと思った方がいいでしょう。

繰り返すことが高得点を取る鍵となる

テストで高得点を取るには、繰り返し問題を解くことが重要です。では、なぜ繰り返し解くことが重要なのでしょうか?

脳は繰り返し出てきたものを重要と判断します。1度しか見ていないものを全て記憶すると、脳は疲れてしまいます。だから脳は、繰り返し出てくるワード(語句)=重要、そうでないワード(語句)=重要でないと判断します。例えば、中3数学の2次方程式で解の公式が苦手な人がいます。でも、苦手な人ほど解の公式を使う問題をほとんどやっていません。できないからではなく、考えるのが面倒くさいからです。時間がかかるからです。そのストレスを乗り越え、解の公式を使って問題をどんどん解いていくと、段々脳が、「今はこれを覚えないといけないんだな」と判断し、解き方をしっかりと記憶します。そして、初めよりかなり短い時間で解けるようになります。このように、繰り返さない限り、覚えることは難しいです。そんなに都合よく暗記はできないということですね。

教科書の内容を把握し、学校ワークを繰り返すことが高得点を取る鍵です。塾や書店の問題集をやるより、はるかに優先順位が高いと思って下さい。何をやるか?はとても重要です。実際にテストに出題されるものを勉強しましょう。

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