理想と現実

この記事のお話:理想と現実

理想と現実

受験生が受験期に一番直面するのは、メンタルです。そして塾の先生や親からすると思いがけないことも起こります。

  • あれだけ仲良かった友達なのに急に仲が悪くなった
  • もともと繊細な部分があり、精神的に不安定になってしまった
  • 親からプレッシャーを感じている(見た目はそうではないが)
  • 油断したつもりはないが、自分の意識が低かったということに気づけず成績が下がる
  • 最後の詰めが甘く、そこを乗り越えられない
  • 突然理由もわからず(塾の先生と親が分からない、本人は分かっている)、やる気が急激に下がる
  • 志望校を急に変える
  • 提出物を出していない(塾の先生や親は知らず、学校の面談で知らされる)

なんで!?

おいおい!?

ちょ待てよ!

となったりするわけです。毎年誰かしらこれに該当しますからね。つまりここにあげた8つの項目それぞれに該当する人がいるので、少なくとも8人はこの状態に陥るということです。

能力的にはもっと上を狙える

でもその能力を発揮するにも、色々な要素が絡み合っているので、簡単な時もあれば難しい時もあります。本人が甘えているだけということも大いにあります。しかし、家庭環境、学校環境、友達環境、部活、習い事、塾、様々なものが影響します。

本来あるその力を引き出せるように指導し、結果を出すのが塾です。塾は塾で甘えてはいけません。何とかして結果を出す、そのことを考えないといけません。相手はまだ中学生とはいえ、半分大人です。何を伝えるか?はとても大切です。生徒と向き合うということは、そういった覚悟を持って指導するということです。決して甘いことを言うわけでもなく、突き放すわけでもなく、何が真実なのか、何が正しい勉強方法なのか、どういう心構えでいたらいいのか、正々堂々と話すことが大事です。それをしたところで上手くいくわけでもありません。上手くいく人もいかない人もいます。またそこで、理想と現実の壁に向き合うことになります。

やっていることはやっている。でも・・・

上手くいかない時は何かを変えないといけないですよね。これは、家庭環境も学校環境も塾も全てそうです。何かを変えるというのは、考え方を変えるのか、物理的に何かを変えるのか(部屋の荷物・スマホ・ゲーム・インターネットなど)ということです。それはその時に合わせて変える必要があると思いますが、物理的環境を変える際に突然変更しては上手くいかないこともあるので、予め約束をさせておくと効果的です。

だって言ったじゃん。約束したじゃん。

と言えるからです。それでも子どもは甘えて

そんなの知らない

だって~だったから

だってそれは勝手にお母さんが決めたんでしょ

と言ってくるものです。だから事前に念を押して約束をさせて下さい。そのあとは強行突破です。もともとお互いがお互いを無視するような状況でなければ、一時的には不仲になっても後々大きな影響を及ぼすことはほぼありません。

このように常に「理想と現実」に向き合いながら受験を乗り越えていくものです。それは、本人も親も塾も学校の先生もそうです。

夏は天王山だぜ~

さあ、頑張りましょう。

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