ある塾の分析で、水海道一校のボーダーラインが380点、下妻一校のボーダーラインが350点としていた塾がありました。

絶対にそんなことないですから!
下妻一校はありえなくはないかもしれません。全体の平均点が低ければ、実際に内申点で稼いで合格できる人もいるかもしれません。しかし、偏差値が上の下妻一校の方が水海道一校よりボーダーラインが低いなんてことはありえないでしょう。しかも30点も違います。倍率が高いという理由でこんな逆転現象は100%起きません。なので心配しないで下さい。こんなことは起こりえません。
改めて、茨城県立高校入試2026年の難易度についてまとめていきたいと思います。これがより正しい分析になります。
数学・・・やや難化
英語・・・やや易化
国語・・・易化
理科・・・難化
社会・・・やや易化
まずは数学から見ていきましょう。数学は成績上位者は高得点がいつも通り取れる内容だったのではないかと思います。逆に平均点を切っている生徒にはいつもより取りづらい問題だったかもしれません。ミスを誘いやすい問題がいくつかありました。絶対値の問題では、0も整数に含まれます。これも数に入れたのかどうか、迷った人もいたかもしれません。円周角は普通に解けなかったという人もいるでしょう。確率では11/12と数字が大きい(確率が高い)のであっているのか不安に思った人もいるでしょう。本来であれば取りやすい大問3の(1)や大問4の(1)で間違えた人もいるでしょう。そういった理由で平均点が50点台後半になることは難しそうです。
次に英語を見ていきましょう。昨年よりは解きやすかったかもしれませんが、



決して簡単ではありませんから!
というのが私の答えです。英語が簡単だったという人は、英語の偏差値が60以上ある人達です。昨年が異常に難しかったので、それと比べると簡単だったということでしょう。また、成績上位者が受ける私立高校の英語は難しいので、それと比べると解きやすかったという意味も含まれるでしょう。英語の成績が偏差値50前後の生徒にとっては、難しかったはずです。比較的解きやすかったのは大問2と大問3です。ここで点が取れなければ、点数はかなり低くなります。このことから、英語の平均点が大幅に上がることはないと予想しています。つまり、50点を超えることはないということです。ただし、リスニングが簡単だったりすると予想がずれることがあります。また、今は英語を教えていないので、もし予想がずれれば私の感覚が大きくずれてしまっていることを意味しますので、そうでないことを願っております。
次に国語を見ていきましょう。国語は、大問1以外は比較的解きやすかったのではないかと思います。大問1は難しかったと思います。知識(漢字の読み書きや文法・敬語などの)問題は、全体的にレベルが高い内容だったと思います。大問2から先の文章題は全体的に理解しやすかったと思います。記述も短いものばかりで答えも見つけやすい問題でした。古典も「笑い話だったね」というヒントからも内容がつかみやすい問題だったと思います。そもそも古典は、「ちょっと面白い話」か「教訓のお話」のどちらかで書かれていることが多いです。その前提知識があった上で読んでいくと、それだけでも多少理解しやすくなります。昨年が平均点が下がったので、今年は大きく上がるでしょう。5点以上上がる可能性があります。
次に理科を見ていきましょう。理科は、



難しすぎる!
というのが率直な感想です。解いていて、



これは受験生解けないだろうな~
と思う問題が多かったです。三平方の定理を使って花火が打ち上げられた高さを求める問題や、合力・分力で正三角形になることを利用して考える問題などありましたが、あれは正直全然今回の平均点に大きな影響は与えません。理科の成績上位者は、花火の問題は初見でも解ける可能性が十分あります。合力・分力の問題は似たような問題が全国の入試で出たことがあるので、そのパターンの問題を解いたことがある人は難なくできたと思います。それに、もともとこういった問題は正答率が低いので、全体の平均点に大きな影響を及ぼすことはありません。今回の理科は何が問題かいうと、全体的に難しかったということです。例えば、塩化ナトリウムは水に溶けると電離します。その知識があっても、図として出されると分からないという人もいたと思います。また、湿度を求める公式が頭に入っていても、水蒸気量には、「飽和水蒸気量」と「空気1㎥に含まれる水蒸気の量」があり、それを正確に理解した上で露点がどういうものか分かっているかが問われています。ただ計算すればいい問題ではないんですね。
ちゃんと意味を理解していますか?
というような問題が多かったように思います。この手の問題を作る人は、感覚がずれている人だと思います。言わんとしていることはよく分かる問題ですが、中学校では教えたことがないような先生が作っている問題です。高校の理科の先生が作ればこんな問題になりそうです。中学校の先生が作るとこういう問題になることはほとんどありません。生徒が解けないことを理解できるはずだからです。中学生には厳しい、難しい問題になったのではないかと思います。それも(そんなことが起きることがあるのも)受験と言ってしまえば受験です。
最後に社会を見ていきましょう。社会は昨年の平均点が53.8点とここ数年の間では低かったので、少し上がると思います。ただ、決して簡単ではありません。解きやすい問題と難しい問題がところどころあり、全体的に平均点が高すぎず低すぎずにならない問題だったと思います。
5科全体では昨年とあまり変わらない印象です。理科が難化した分、国語は易化しました。そこで点数は相殺されるでしょう。英語のリスニングを解いていないので何とも言えませんが、平均点が5科270点を超えるほど簡単なテストではなかったという感想です。平均点が280になることはまずないでしょう。280点と予想する人は、本当に解きましたか?と疑いたくなるくらいです。5科合計の平均点は、昨年並みといったところではないかと思います。








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